| 2020/02/21 | 大きな大きな山の向こうに見えたもの | | by:校長 |
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朝、3年生の子供たちが、「砂場に山をつくったから見てほしい。」と言いに来ました。手を引かれて行ってみると、大きな砂の山。
「見て見てー。すごいでしょ。」
「すごい、すごい。」
「もっと大きな山にしよー。」
こんな感じで、スコップを持ってきて、もっと大きな山をつくることにしました。
子供たちの好奇心は限界がありません。
もっと大きな山をめざして砂を集めていると、いろんな子が集まってきます。
「何してるの。」
「何やってるの。」
そして必ず最後はこう言います。
「ぼくもやってみたい。」
「わたしもやってみたい。」
ただ山をつくるという単純な作業なのに、いつの間にか十人以上の子供たちが集まってきて、力を合わせて一つの大きな山をつくろうとしている。
途中で、砂が友達にかかってしまうと、「ごめんねー。」「いいよー。」と言いながら。
これが学校。
これが小学校。
やりたいと思えることを見つけて、自分から動き出して、友達と力を合わせて高みをめざして、うまくいかなくても支え合って。
山を一緒につくりながら子供たちの顔一人一人見てみると、
なんと、みーんな笑顔で楽しそう。
これなんだ。こんなことをしたいんだって、あらためて思えてきました。
最後に、大きな大きな山ができました。
その後、3年生はこの山に磁石をつけて、砂鉄がないかどうか調べていました。