今日、体育館の前で、まさきさんと野村先生が小さなゴムボールで運動をしていました。ボールを投げることが苦手なまさき君が、少しでも遠くに投げられるようになるために、野村先生がつきっきりで指導していました。
「いいよいいよ。」「そうそう、できる。」「もっと、手首を使って。」
野村先生の励ます声が響いていました。
まさき君も、がんばっていました。ぎこちないフォームが徐々に良くなっていきました。ボールも、目の前に張ったゴムの上を越えるようになりました。
わたしは、しばらくその様子を見させてもらいましたが、自分の仕事にもどるため、体育館を後にしました。
ボールが弾む音と、野村先生の「できたじゃん。」の声が、後ろから聞こえてきました。
