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2014/09/12

体育館から聞こえてくる謎の叫び声

| by:教頭
昼休み、体育館から、「何事か。」と驚いてしまうくらいの大きな声が聞こえてきました。全開になった窓から、びんびん響いてきました。恵みの森の木々がぐらりと揺れるほどの声でした。枝に止まる鳥たちも一斉に飛び立ち、遊んでいた低学年の子どもたちはおにごっこを中断してしまうくらいです。わたしはその時、ピロティにいました。ピロティでは、3年生がリズム縄跳びの練習をしていて、音楽をがんがんかけていました。それなのに、体育館の声はびんびん響いて、聞こえてきました。
心配になって体育館に行きました。体育館の窓から、中をのぞきました。すると、声の正体が分かりました。その声とは・・・。6年生でした。6年生が、友情ソーランの練習をしているところでした。どの子もあせびっしょり。熱気むんむん。その熱気が体育館の中から外に向かって流れていました。「どっこいしょ。」の声と一緒に。
友情ソーランは今年は無理かもしれないと思っていました。踊りが好きな子どもたちががんばって練習して、友情ソーランを早くに覚えてくれました。スタートは良かったのです。さやさん、ななさん、けんとさんがまずは踊りを覚えてくれました。まほさん、ひまりさんも続きました。ひろとさんもがんばってくれました。昨年の6年生を越えるんだと。でも、この先がなかなか進まなくなってしまいました。委員会に、陸上にいそがしい6年生には練習時間を見つけることはけっこう難しいんです。
夏夢舞台の友情ソーランはほんの数人での発表になってしまいました。本当はみんなでという思いがありましたが、その日までに努力した数名の子だけで発表しました。その子達は、少ない人数でも堂々と、力一杯踊りました。「みんなも、わたしたちとがんばってみようよ。」というメッセージも込められている気がしました。その友情ソーランに、何かを感じた子もいるはずです。
9月に入ってからも、なかなかエンジンがかからないことを木下先生が職員室で悲しそうに話している日がありました。無理矢理やらせるのではなく、子どもたちが自分たちでやる気になることを期待したいと。子どもたちを信じているんだなと思いました。
みんなに「練習を。」と呼びかける子がいたことを木下先生が喜んでいました。それが広がることを木下先生は信じていました。
運動会が近づき、1週間を切り、木下先生は悩みながらも子どもたちに話をしました。伝えた後、職員室で、「うまくみんなに伝わっただろうか。」とぽろっと口にしていました。どんなことを語ったのかは分かりませんが、木下先生が心を込めて話したのだろうと思います。そして木下先生の思いは、子どもたちに伝わったのです。それが、昼休みのあの叫び声。
その後、6年生数名と話をしました。「先生、わたしっち、生まれ変わったにー。」「先生、6年生、すごいよ。」「みんな本気だにー。」さらには、今までどうしても火がつかなかった子が・・・、「先生、踊りでは去年の6年生にかなわないかもしれないけど、声は絶対に負けないよ。」職員室の私の目の前で鼻息をふんがふんがさせながら言い切りました。なんだか一気にたくましくなったような。
6年生の友情ソーラン。やれるかどうかはまだ分かりません。もしかしたら、また5~6人だけになってしまうかも。もしもそんな状態だったら、運動会でやるべきかどうかも木下先生とすごく悩みました。でも、大丈夫じゃないかと、希望の光・・・いやいや、希望の声が聞こえてきました。体育館から聞こえてきました。6年生はやる気です。木下先生も本気です。6年生と木下先生の熱い熱い思いがこもった友情ソーランが、間に合うかもしれません。6年生の大挑戦の行方は、運動会で、みなさんの目で確かめてください。

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