2015/02/06 | カレーのルーと6年生のいいところ | | by:教頭 |
---|
今日は子どもたちが大好きなカレーライスの日。
卵焼きにキノコのサラダ、キウイフルーツのスペシャルメニュー。
じつはこれ、6年生のまよさんが考えたメニューを、給食センターの皆さんが実現してくれたんです。
考えたまよさんはうれしそうだったなぁ。
だって、自分が考えた献立が目の前にあるんだから。
カレーライスはみんなの大好物。わたしも大好きだから少しでも多くほしいと思ってしまいます。
子どもたちは気を遣ってくれて、一番最初に、大盛りのカレーライスを持ってきてくれました。
やさしいなぁ。
ところが、給食当番が配っていくと、最後の数人のカレールーがなくなってしまいました。
「なくなってしまったから、分けてくれる人は前に来てくださーーーい。」
その給食当番の声に、とてもたくさんの子がすぐに集まってきました。みんな手には、カレーライスのお皿を持っています。
みんな、やさしいなぁ。
みんなの好意により、カレーのルーがなかった子がずいぶん救われました。
ルーの量ももともと少なめだったのか、みんなのお皿にのったカレールーはなんだか少なく見えました。それでもだれも「少ない。」なんて言いません。
本当に、みんな、やさしいなぁ。
でもまだ1人分、足りませんでした。
給食当番は、これ以上みんなからとるわけにもいかず、困っているようでした。
そんな困っている姿に気づいたのが、ひろとさんととづかななさんでした。
二人は、何も言わずにカレーのお皿を持って行きました。
ずいぶんルーをとられて少なくなっていましたが、迷うことなく持ってきました。
特別なことをしている感じではなく、それが当たり前のように。
給食当番は、「ごめんね。」と言いながら、二人のお皿からルーをすくいました。
ひろとさんも、とづかななさんも、「別にいいよ。」と言いました。
まったく、どこまでやさしいんだ。
ささいな出来事かもしれませんが、
こんなささいなところに、子どもたちのやさしさがあります。
見逃してしまいそうなやさしさですが、
こんなやさしさを見逃さない先生でいたいです。