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2014/09/20

協力平ができるまで

| by:教頭
「牧小と言えば協力平」と言われるようになりました。
今年も協力平をがんばって覚えて、5年生も6年生が本番をむかえました。
今年の協力平のセンターは、りょうたさんとななさんです。
漁師の踊りはりょうたさん。波の踊りはななさん。
2人の踊りは、見ている人を感動させる見事な踊りです。
動きはもちろんですが、表情がすばらしい。
真剣な顔で、自分の限界を超えるような踊りを見ていると胸が熱くなってきます。

運動会の2日前
昼休みに踊る場所を決定するための最終テストが行われました。
まずは5年生が踊りました。
5年生は見事な踊りでした。
見ていたひまりさんが、「すごすぎて鳥肌がたった。」と言ってたくらいです。
5年生のみんなに火をつけたのは、かえでさんとさくらさん。
この2人が誰よりも練習してきました。
まなとさんとしょうまさんもすばらしいかった。
たいとくさんとじゅんなさんの波踊りは、努力の跡がはっきりと分かりました。
りょうこさん、あいかさんは指先まで力がこもっていました。
見ていた6年生はどよめいていました。
「ちょっと・・。5年生いつの間に上手になったんだ・・・。」
6年生の心に火がつきました。

6年生が最後のテストにのぞみました。
やっぱりりょうたさんはすごい。
2年間の努力の跡が伝わってきました。
練習量では間違いなく1番です。
でも、さやさんの踊りを見ていたら、迷いました。
りょうたさんはすごい。でも、さやさんもすごい。
どっちをセンターにしたらいいだろう・・・・。

りょうたさんは努力の人。
最初はみんなよりも上手ではなかったのに、だれよりも成長した人。
さやさんは根性の人。
6年生の運動会でセンターをとることを一番の目標にしてがんばってきた人。
どちらもセンターにしたくなりました。

さやさんにそのことを言いました。
「さやさん、さそさんがすごいのは十分分かっているけど、りょうたさんもセンターにしたいと思っているんだ。」
するとさやさんは、頭を抱えてうつむいてしばらく悩んだ後、
「いいよ。わたしはいいよ。りょうちゃんをセンターにしてあげて。」
ときっぱり言いました。
りょうたさんの努力を知っているからです。

4年生の冬、まったく踊れそうにないりょうたさんに踊りを教えたのは、さやさんです。
さやさんがいなかったら、りょうたさんは踊れなかったでしょう。

さやさんは心の中では悔しかったと思います。
だって、ななさんの波踊りと自分が、運動会でセンターをとっていることが夢だったんです。
ななさんと誓い合った夢だったのです。
しばらく悩んでいたのは、ななさんのことが頭をよぎったそうです。

後から、わたしは残酷なことをさやさんに言ってしまったなと思いました。
さやさんに言うべきではなかったかもと反省しました。
さやさんごめんね。
どっちをセンターにしたらいいか悩んでいるなんて言われたら、苦しむよね。
でも、
さやさんが友達を思う気持ちに心を打たれました。

今日の協力平は、りょうたさんとさやさんを何度も見ていました。
「りょうたさん、本当にすごいぞ。」
「さやさん、ごめんね。」
そんな気持ちで、二人の魂がこもった協力平を見ていました。
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