「先生、なんだか6年生の1年がやたら早く感じるよ。」
「2013年って、あっという間だった。」
さよならをした後、教卓の周りに集まってきた子が言いました。
「そうそう、そんな気がするー。」
「なんだか、もうすぐ2013年が終わりだなんて、信じられない・・・。」
「まだ少ししかたってない気がするんだけど。」
いろんな子が次々に言い出しました。
「楽しい時間っていうのは、すぐに終わっちゃうって、お母さんが言ってた。」
「分かる分かる。ゲームとかやってると、1時間なんかあっという間だもん。」
「逆に、おもしろくないと、やたら時間が長く感じるよね・・。」
「それも分かるよ。つまらない授業だと、何回も時計を見て、でも少しも進んでなくて。」
「6年生の1年間は、楽しかったから、あっという間な気がするんじゃないの。」
「そうかもしれない。」
こんなことを子どもたちと話しながら、さよならしました。そのうち子どもたちは2014年の話に。
「あと3か月で小学校も終わるね。」
「中学生になるなんて、信じられない。」
「先生も、わたしっちとお別れするの、さみしいっしょ。」
「来年、牧中に来てもいいよ。うちっちの担任やらせてやってもいいよ。」
まったく、担任やらせてやるとはなんだー。ということで、丁重にお断りしました。すると、
「どうして、こんないい話ないじゃん。もしかして、先生、わたしたちのことがかわいくないの。」
かわいいに決まってます。本当に、6年生がかわいいです。
こんな会話が2013年の最後に出るということは、子どもたちもそれなりに充実した1年間をおくることができたということですから、ほっとしました。
残り3か月・・。子どもたちが、「なんだか、残り3か月は長かったなぁ。」と思わないように、充実した、楽しい毎日にしていきます。
保護者の皆様、ありがとうございました。良いお年を。