2015/03/24 | ありがとうございました | | by:教頭 |
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牧之原小学校に来て、緊張して、まだ居心地が悪くて、そんな時に安心できたのは、やっぱり子どもたちでした。
まだ4年生だったかのこさんが、「おはようございまーす。新しい先生ですか。よろしくお願いしマース。」と声をかけてくれました。
階段を上がると、まだ見たこともないわたしのところにたくさんの子が近づいてきて、「うわーっうわーっ。」と大騒ぎ。
3年生だっただいき君が、初対面の私に、「新しい先生は、屋台が好きですか。」と質問してきました。
あっという間に私の周りは人だかり。人なつっこい牧小の子どもたちに、本当にほっとしたんです。
「みんなかわいらしい子どもたちだなぁ。」
新任式で、私はスケッチブックを使って自己紹介をしました。
超能力も見せました。
みんな素直に驚いてくれました。
みんなして、「よろしくお願いしマース。」とにこにこしながら言ってくれて、うれしくなりました。
あっという間に、牧小が好きになりました。
田平先生がお休みに入り、3年生の音楽授業を初めてやりました。
初めての音楽授業に戸惑いましたが、3年生があまりにもいい子で、わたしは音楽が大好きになりました。
その次の年度には、1年生の音楽をやりました。
音楽の楽しさにのめり込んでいきました。
協力平を始めました。
難しい踊りですが、朝も、チャレンジタイムも、昼休みも、放課後も、熱心に練習してくれる子どもたちでした。
なつみさんがすごかったな。さやかさんがすごかったな。
がんばって練習して、踊れるようになったことに泣いていたたかふみ君に感動したな。
運動会での協力平、涙が出たな。
子どもたちの演技に泣けてきたのは初めてのことです。
牧小の子どもたちのひたむきさ、真剣さに、何度も何度も泣きました。
牧小に来て、協力平に挑戦して良かったです。
6年生の担任もさせてもらいました。
任せてくれた増田先生に感謝しています。
とにかく授業が楽しかった。
学ぶことのすばらしいさを、子どもたちと味わいました。
仲間と協力することのすばらしさを、子どもたちから教えてもらいました。
最後は力尽きて入院をして、心配をかけてしまったけど、
卒業式で歌った「コスモス」の歌は、私にとってのナンバーワンの歌です。
ふりかえると、ここには書ききれないくらいの思い出をもらいました。
中身の濃い、充実した4年間です。
牧小の子どもたち、すてきな思い出をありがとう。
子どもたちだけでなく、保護者の皆様にもよくしていただきました。
さらには、おじいちゃん、おばあちゃんたちも。
祖父母の会の活動を通して、たくさんの幸せをいただきました。
保護者の皆様、祖父母の会の皆様、本当にありがとうございました。
みなさんの言葉によって、がんばることができました。
牧之原のすべての人に、感謝の気持ちでいっぱいです。
まだまだ牧小にいたいという気持ちはありますが、
心の中では、
牧小で学んだことを、新しい学校で試してみたい
そんな気持ちもわいています。
また、
牧小でわたしができることはもうないなぁ、
私の体を絞っても、子どもたちのためになるようなものはもうでてこないなぁ、
そんな感じです。
だから新しい先生とまた出会い、新しい先生からまた違うことを学べた方が子どもたちも幸せだなぁと
そんなことも思ったりします。
全力でいろんなことに取り組めた
完全燃焼の4年間でした。
教務主任として、6年学級担任として、教頭として、
それぞりの立場から全力で子どもたちに向かうことができました。
今はもう、あしたのジョーの燃え尽きた最後のシーンみたいになっています。
3月27日、離任式には、
子どもたちとにっこり笑ってお別れしたいとおもいます。