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2013/01/18

2年生の305回に立ち会えて

Tweet ThisSend to Facebook | by:牧之原小教務
 榛葉先生が、大きな声でゆっくりと回数を言いました。
「305回ーーーーーっ。」
その瞬間、子どもたちの喜びが大爆発しました。抱き合って喜んでいる子がいました。ぴょんぴょん跳びはねている子がいました。ぐるぐる走り回る子。床に寝転がって足をばたばたさせている子。ハイタッチをいろんな人としている子。「やったーっ。」と叫んでいる子。榛葉先生も、なんだかちょっと、目が赤くなっていて、うれしそうに女の子たちとハイタッチをしていました。とてもいい瞬間を見ることができました。
 「どんまい」の言葉かけを大事にしようと始まった、長い長い長なわの挑戦。榛葉先生の決意に、子どもたちも本気になり、ずっと練習をしてきました。榛葉先生の「はいっはいっはいっはいっ。」と、縄を回すリズムをとる声と、「どんまーい。」の子どもたちの声が毎日響いていました。ずっとずっと練習していました。サッカーをしたい男の子たちはサッカーを我慢して、クラスの挑戦を優先していました。とげとげ言葉が2年生の教室から消えていき、子どもたちの笑顔がまた増えました。教室に入って、室温が1度温かい気もしました。
 最初は300回なんてとても目標として口にもできない状態でした。跳べない子はたくさんいました。ももさん、みみさん、りょうさん、じゅんきさん、苦手な子はたくさんいました。しゅらさん、みうさん、めるもさん、引っかかってばかりでした。やまとさんは泣きながら練習したこともありました。でも今は違います。自信に満ちあふれています。そんな子どもたちと、榛葉先生を見ているだけでじーーーんときます。
 本番で目ざすのは、292回。本番の一回でその記録を超えるのは難しいとは思います。みんなの注目も集まって、緊張もするとは思います。292回を越えたら、まさに奇跡です。でも、その奇跡が起きそうな気がしています。それくらい、子どもたちと、榛葉先生は1つになっています。
 2年生の保護者のみなさんに、お願いです。子どもたちと榛葉先生を見に来て下さい。見ていただければ、この1年間がどれだけすばらしい黄金の一年だったかが分かります。絶対に見に来て下さい。横断幕を持って、達成の瞬間にならすクラッカーを持って、子どもたちと榛葉先生の頭にふりかける、花吹雪を持って、来て下さい。
 2年生が奇跡を起こす瞬間が、せまっています。

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