いってらっしゃーい
4時間目の途中から出張があり、11時45分に学校を出ました。わたしがいなくなったあとの指示を出し、教室を出ました。ポスターの仕上げをがんばっている子どもたちはおとなりの児童会室にいました。みんながんばって色塗りをしていました。そんな子どもたちに、
「じゃあ、先生は行ってくるからねー。」
と声をかけました。すると、子どもたちは夢中になっていた色塗りの手を休めて、とても大きな声でこう言ってくれました。
「いってらっしゃーーーい。」
大きく手を振ってくれる子もたくさんいました。何気ない子どもたちの行動でしたが、あったかい気持ちになりました。なんだか、家族に見送られたような気になって、すごくうれしかったです。こんなところも、6年生の魅力なんです。大好きです。
翌日も、出張で学校を途中で抜けました。やっぱり子どもたちは、
「いってらっしゃーい。」
で見送ってくれました。航平さんは階段で「先生、がんばってきてね。いってらっしゃーい。」夢奈さんは玄関で「先生がいないと楽しくないなぁ。月曜日はいっしょにあそんでね。いってらっしゃーい。」
どの子もあたたかい言葉をかけてくれて、そんな6年生を見ていた低学年の子どもたちもつられてわたしに手を振り、6年生の言葉をまねっこします。
「先生いってらっしゃーい。お土産よろしくねーっ。」
これが牧小の子どもたち。みなさん、素敵でしょ。これが、わたしの大好きな牧小の子どもたちです。
わたしも手を振りながらこう言いました。
「ありがとーっ。分かったよーっ。ケーキ買ってくるからねーっ。」
買う気もないのに、こう言ってしまいました。
うそついて、ごめんなさい。