2012/10/06 | 燃える都築先生 燃える2年生 |  | by:牧之原小教務 |
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牧小でも、1月に長縄大会があります。クラスが1つになるチャンスです。
2年生の子どもたちが、早々と大会に向けて、長縄の練習を始めました。担任の都築先生が、「子どもたちと挑戦してみたい。」とかなり本気になっているので、わたしも協力をしていくことになりました。
2年生の子どもたちは、まだまだ上手とは言えません。金曜日には、特訓をしました。いつの間にかわたしも熱くなっていて、気づけば都築先生も熱くなっていて、何よりも、2年生のやる気一杯の姿にうれしくなりました。
うまく跳べない子を1人1人特訓します。他の子は「がんばれー。」と自然に声が出てくるのもすばらしいです。特訓をしている子どもたちも、なんとかしてうまくなりたいと必死です。
長縄と言えば、以前4年生の担任をしていた時、こんなことがありました。
校内で長縄大会があり、クラスのみんなと3分で300回跳ぶことに挑戦しました。11月から子どもたちはやる気まんまんで、朝も業間も昼休みも帰りも、自分たちで考え進んで練習をしていました。男子は大好きなサッカーよりも長縄を選び、私もそんな子どもたちの挑戦にずっとつきあってきました。どうすれば3分で300回というスピードで跳ぶことができるか子どもたちとずいぶん研究もしました。子どもたちの練習につきあいながら、私は無理だと思いました。それは、長縄に入るのがとてもできそうもない子が1人いたからです。あまりにもできなくて、前学年までは応援という形での参加だったようです。クラスの子どもたちは話し合って、その子も今年はいっしょに跳べるようにしたいと決めたのです。
その子はどうしても早いリズムで縄の中に跳びこむことができず、縄には入れたとしても必ず引っかかり、3分間で200回も跳べなくなってしまいます。わたしは子どもたちのためにと思って、今年もその子は応援で参加したらどうかと提案しました。
すると、子どもたちは泣きました。びっくりしました。「一緒に跳びたい。」とどの子も言いました。「本番までにAちゃんも跳べるように私たちが教えるから。」と泣きじゃくって言う子もいました。わたしはみんなに謝りました。
「みんなでがんばると決めたのに、一番先にあきらめようとしていたのは先生です。ごめんね。」
その日から、Aちゃんを跳ばせるようにする練習が始まりました。朝も、昼も、帰りも、子どもたちは交代でAちゃんにつきあいました。
長縄大会の日子どもたちは見事333回という記録を出しました。Aちゃんもしっかりとその中にいました。子どもたちから、あきらめなければ夢は叶うんだということを教えてもらいました。
もしも300回という記録に達しなかったとしても、それでもよかったです。だって、「一緒に跳びたい」って子どもたちがみんなで泣いたあの時に、長縄大会のめあては達成できていたからです。300回を跳ぶことは目標でしたが、一番の目的は、「クラスのみんなの心が1つになること」です。
2年生の子どもたちと、都築先生が、長縄への挑戦で、心が1つになって欲しいです。わたしはそのお手伝いをしていきます。
校内の長縄大会だけでなく、県の体力アップコンテストにも同時進行で挑戦していきます。
ちなみに牧小2年生の現在の記録は、3分で151回。これは現在、静岡県で30位の記録です。
2年生の挑戦、みなさん、楽しみにしてください。