2013/01/07 | 桜の木になるための話し合い |  | by:牧之原小教務 |
---|
今、先生たちと、来年度の牧小を創る話し合いをしています。実は今日で3回目。3回目の今日は、校長先生から、「来年度、こんな学校にしていこう。こんな子どもたちにしていこう。」というお話がありました。
そのお話の中で、校長先生が繰り返し言っていたキーワードとして「自分らしさ」というものが心に残りました。子ども同士が、自分らしさを大事にする学校になったら、いじめなんて絶対に生まれないだろうし、一人ひとりが思いっきり活躍できて、学校中が笑い顔になるでしょう。「自分らしさ」をみんなで大事にしたいと思いました。
牧小には、たくさんの桜の木があって、昨年も桃色のきれいな花が咲きました。日本人で桜を嫌いという人はいない気がします。桜は、みんなから好かれている花です。だいたい桜というのは、手にとって近くで見ることよりも、遠くからながめることが多いです。でも、桜の花を近くで見てみると、桜の花は、みんな違う方を向いていることに気づきます。右を向いたり、左を向いたり、下向き、上向き、右斜め下などなど、とにかくそれぞれが違う方を向いて咲いています。みんながみんな同じ方を向いているひまわりとはちがい、自分が向きたい、自分が見たいと思う方向に顔を向けています。それが桜の咲き方です。
目指したいのは、まさに桜なんだと思います。ひまわりのように、同じ方を向いて咲いているのもきれいだけど、みんながみんな違った方を向いていても美しいのが桜。花びらは子どもたちです。絵が好き、運動が好き、歌が好き、作文が好き、サッカーか好き、本が好き、自分が好きなことや自分が得意なものは自分が一番よく分かっているから、自分の個性をまずは大切にできる子どもたちにしたいです。給食を食べるのが早い、じゃんけんが強い、声がでかい、だじゃれ好き、泣き虫、こんなのも個性。優しい、思いやりがある、負けず嫌い、根性がある、こんなのもいい。一人ひとりが堂々と咲いていて、そして遠くから眺めてみれば全体としてとても美しく見える。そんな牧小にしたいと、校長先生のお話を聴きながら思いました。
会議室の窓の外、桜の木が見えていました。校長先生にはしかられそうですが、途中でちらちら桜の木を見てしまいました。今はまだつぼみもついていない、さみしい枝だけの桜の木ですが、なんだか今年は楽しみです。桜の木にきれいな花が咲く頃には、平成25年度がスタートしています。