今、4年生の合唱指導として、田中才子先生に来ていただいています。わたしが、まだ20代の頃、学年主任としてわたしを指導してくださった先生です。
わたしは、当時、だれもがしているようなことはしたくないと思っていました。みんながしていないようなことをしようと、いつも考えていました。
でも、教科のねらいは外していないつもりでした。子どもたちにつけたい力はちゃんとおさえながらも、まだだれもやったことのない授業。
そんな授業、できるわけないんです。だいたいが失敗していました。
そんなわたしの授業を認めてくださったのが、才子先生です。

「若いうちは、新しいことをやろうとする気持ちが大事。失敗なんて、おそれてちゃだめよ。小柳津さんらしい授業をどんどんやってみて、そこから教師として学んでいけばいいのよ。」
こんなことをいつも言われていました。
自分らしい授業をやるという信念は、今でも持ち続けています。
学級経営にも悩んだ1年間でした。わたしはクラスの子どもたちにどう指導すればいいのか、ほとほと困ってしまいました。
才子先生は、大人が心から語れば、子どもの心は開くと言いました。実際、才子先生が子どもに何か指導するときには、周りにいるわたしたちも後ずさりしてしまうほどの迫力で、でも、心には、ずしんと響く語りでした。
わたしは、才子先生の語りをまねしました。そのまねは、今でも続いている気がします。どんな子でも、心から語れば、何とかなっていくんだ。子どもの心には届くんだ。そんなことを感じたことは、何度もあります。
そんな才子先生の合唱指導は、17年前とまったくかわらず、パワフルで、心に響きます。
4年生の子どもたちが、才子先生の世界に入っていくのが分かります。
4年生の子どもたちが、挑戦している曲は、あまりにも難しい曲です。でも、子どもたちは才子先生の指導により、どの子もやる気でいっぱいになっています。
保護者の皆さん、4年生の合唱に期待してください。