33日間の夏休みが明けました。お陰様で、交通事故もなく大きな怪我もなく
8月29日に、子どもたちが元気な顔で登校することができました。
夏休みの間、ひっそりと静まりかえっていた学校が、151人の子どもたちの
明るい笑顔と元気な声で、とたんに息を吹き返したようにエネルギーあふれ
た学校になりました。当たり前ですが、学校とは、「学校」という箱物ではなく、
そこに、子どもが息づいて初めて「学校」といえることを再認識しました。
夏休み明けの朝礼では、子どもたちが学校に帰ってきてくれたことが嬉しく
て、テンションマックスの状態で、お話をしました。とにかく、子どもたちには、
「自分」を好きになって欲しい、[「自分」を決めつけてしまわないで、何にでも
前向きに挑戦して欲しい、という願いを込めてお話をしました。
暑い中ですが、運動会に向かって汗びっしょりになって練習をがんばる子
どもたちを、心から応援していきたいと思います。
夏休みの会礼 校長の話
33日間の夏休みが終わりました。どんな夏休みを過ごしましたか? 夏休み前の約束どおり、みなさんは、「元気玉」と「あいさつ玉」を持って、登校することができました。でも、もう一つの約束「まあいい矢」の「矢」をぬいてきたかどうかは、校長先生の目では見ることができませんでした。どうですか?自分の背中を触って見てください。ちゃんと抜いてありますか?
さあ、今度は、前の画面をみてください。何に見えるでしょうか?
「うさぎ」に見える人? 「あひる」に見える人?
見る人によって、何に見えるかが違うのですね。「うさぎ」に見えた人は、「あひる」を探してください。「あひる」に見えた人は、「うさぎ」を探してください。
見えましたね。不思議ですね。
これは、絵だけでなく、「自分」や「お友だち」や「物事」の見方にも同じ事がいえます。
たとえば、9月16日に運動会があります。かけっこの苦手な自分ばかり見てしまうと、運動会がつまらなくとてもいやなものになってしまいます。でも、もう一つの見方、「自分の組が勝つように、大きな声で応援できる」という自分が見えたら、運動会に向かって、「がんばるぞ」という気持ちが沸いてきます。
このように、自分の中には、たくさんの自分がいます。その中のたった一つの自分だけを見て、自分で自分を決めつけないように、たくさんの自分を見れるようにしていくと、新しい喜びが生まれてくると思います。友だちに対しても同じです。物事に対しても同じです。
まだまだ、暑い日が続きます。運動会の練習にも、汗びっしょにかきながら、頑張るステージにしましょう。