県内の感染者抑制により、警戒レベル4からレベル3に引き下げました。
警戒レベル3は、県内注意・県外警戒です。
牧之原市内の学校は、引き続き、レベル1対応です。
・教室では、子ども同士の間隔は約1mの間隔をとる。
・感染症対策は徹底しながら、通常の学校活動を行っても良い。
①手洗いうがい ②マスク ③清掃・消毒
さて、新しい学習指導要領スタートの2020年、学校は変わるはずでした。その一番の目玉が、「主体的・対話的で深い学び」のはずでした。ほんとうだったら、いまごろ授業はもっともっと楽しかったと思います。子ども同士が肩を寄せ合い、笑顔で、自分の考えていることを出し合い、会話が弾み、新しいものがそこから生まれ、そのことをハイタッチで喜び合う、そんな光景が見られたんだろうな。子供たちが生き生きとしている授業の光景をイメージすると、どう考えてもそれは「密」であり、警戒レベル3、レベル1となっても、まだまだ実現は難しいなとため息がもれます。
体育仲間から、授業についての悩みが、ラインで送られてきます。「接触が少ない体育授業なんてできない。」「お互いに近づきすぎないことを気をつける体育授業なんて味気ない。」中には、「コロナによって、体育の授業づくりの考え方は大きく変わってしまった。」と、落胆だらけです。
対話のない授業。グループ活動のない授業。ふれあわない体育。大きな声が出せない音楽。離れて遊ぶ休み時間。前を向きおしゃべりができない暗い給食。密の回避は絶対ですから、「主体的・対話的で深い学び」の授業改善も進んでいません。
でも、わたしが一番気になるのは、常にマスクで人の表情が分からないまま生活をしているということです。見えるのは目だけです。目だけでは、悲しんでいるのか、うれしいのか、おこっているのか、子供たちはつかみにくいでしょう。人の気持ちを考えるのが苦手になっていくんじゃないだろうか。
校長室でマスクを取り仕事をしていたら、廊下を通った1年生の男の子が、
「校長先生って、こんな顔だったの。」と言ってました。ずっとマスクをしているから、1年生は先生の顔がよく分かっていないのか。その1年生の言葉に、あらためて、思いました。
「学校は変わったな。」
さあて、1年生に顔を覚えてもらうために、今から1年生の教室に行ってきます。