いよいよ、音楽発表会まで、1週間となりました。
子どもたちは、上手に歌います。綺麗な声を響かせています。
5月に思い描いた目標とするならば、達成。しかし・・・
私は、合唱指導するのが初めてです。4月に4年生を受け持ってから、この合唱に強い思いをもってきました。精一杯指導して、しっかり、音楽発表会をやりきってみせる。
そうして長い間、指導してきました。でも、今になって、何か違うと感じ始めたのです。
何か足りない・・・。おかしい。思い描いた形になったはずなのに。子どもたちは、音もほぼ完璧にとれて、上手に歌っているのに・・・・。
たくさん考えました。このまま本番を向かえてはいけない気がしました。
思い返すと、綺麗な歌声を響かせられるように、そのことのみに必死でした。子どもたちの思いは?と考えると、どうなんだろうと考えてしまう自分がいました。本当に子どもたちに悪かったと感じました。
昨日、合唱の練習風景を見に来てくださった教頭先生からも、「上手だけど、伝わってこない。」というお言葉をいただきました。その通りだと思いました。
さらに、この1週間、4年生はいろいろなことがありました。男子女子に分かれて話をし、友達を大切にすることについて改めて考えさせました。その必要がある状況にあったからです。今そんな状況です。そういったことからも、4年生の合唱。このままでいいのか。そう感じました。
この合唱を通して、どうなりたい?そのことについて、改めて考える必要があるのではないか。
今日、子どもたちに投げかけてみました。すると、子どもたちからは、進んでその話し合いを臨む声が上がりました。とても嬉しく感じました。
司会進行は子どもたち。議題は「最高な合唱にするためにどうしたらよいのか」
真剣に話し合いました。
そして向かえた2時間目の合唱練習。今日は2年生と1年生が見に来てくれました。
こんなにたくさんの人の前で歌うのは初めての4年生。でも、動じることなく、堂々とやりました。
そして、気持ちをこめて歌いました。教頭先生や校長先生から、「感動した。」という言葉をいただきました。
なかなか優しくなれない時もある。傷つけてしまう時もある。今もそう。でも、そんなの嫌だから、もっと仲間を大切にしたい。優しくしないといけない。そんな思いをもって歌っています。
思いをこめて歌うということが、こんなにも大切で、すてきなことだということを、私自身改めて感じました。
しかし、まだ、その思いを表現するのに乏しさも感じます。強い思いは、もっともっと必死になって歌う子どもたちの姿に表れると思います。
仲間を、子どもたちを信じて、残り1週間を大切にしていきたいと思います。
また、10月1日(水)に音楽代表を励ます会が行われます。本番当日、保護者の方は会場に入れません。しかし、子どもたちが一番聞いてほしいのは「家の人」ではないかと思うのです。そういう意味で、10月1日が本番といっても過言ではないと思います。きっと、子どもたちは、その日を1番楽しみにして、ドキドキして、やる気いっぱいで向かえると思います。
いろんなことがまだまだだけど、頑張るよ!!!そんな思いを表現し伝えられたらと思います。
きっとできる!!!頑張ろう!!!4年生!!!!