新しい学習指導要領となり、学習することが増えました。教科書も厚めになり、子どもたちも、先生たちも大変です。多忙感をこれまで以上に感じるようになりました。そのため、どの学校でも、教育課程の「スリム化」を考えてきました。今までやってきたことをやめたり、縮小したり、簡単にしたり、そんなことをここ数年行っています。
本校も、今まであった活動を見直し、先生が子どもたちにむかえる時間を確保すること、子どもたちがじっくり学習に取り組めるようにすることを考えてきました。様々な活動を見直す中で、昨年も話題になった1つが「さつまいもの栽培」です。サツマイモの苗を植えて、秋に収穫する、はたしてそれが牧小に必要な体験か。このようなことが話し合われることもありました。わたしもどちらかと言えば、「なくなってもいいのではないか。」と考えていたひとりで、さつまいもに使う時間を他の学習に使った方がいいのではないかと思っていたんです。
でも、今日はその考えは間違いなのではないかと思えてきました。
今日は、3年生と1年生が、さつまいもほりをしました。その時の子どもたちの表情を見たら・・・、さつまいもを育てることの意義を感じました。
あの顔も、この顔も、すべての顔がにこにこ笑顔。大きなさつまいもを見つけると、「先生、見て見て!さつまいもがあったよー!!」とうれしそう。
こんな顔を見たら、「こんな活動はいらない。」なんてとても言えません。






