私が大好きな全日本女子ソフトボール代表の上野選手が、先週御前崎に来て、ソフトボールの指導をしてくれました。わたしの息子が所属する少年団の子どもたちも数名参加し、上野投手から直接指導を受けるという幸せな時間をすごしました。
その上野投手が、弱小ソフトボールチームのコーチをするという番組を以前見たことがあります。その中で、上野投手は
「ソフトボールが上手になるためには、仲間のことを考えられないとだめ。」
と子どもたちに指導していました。
ボールを取るのは自分。でも、とる時には「このボールを仲間のためにも取るんだ。」と思えることで、ボールを取るのは自然と上手になるというのです。みんながそんな気持ちでボールを追いかけることができた時は、「心が一つになった喜び」を味わえるのです。その気持ちを味わえるチームが、結局は強くなっていくのだそうです。
上野投手の言葉は、先生という仕事をしているとよく分かります。学校は「心が一つになった喜び」をおもいっきり味わえる場所です。何も運動会や長なわ大会など、特別な行事だけではありません。毎日の授業だって、「心が一つになった喜び」を味わえます。そんな授業を積み重ねることで、子どもたちは学ぶことが楽しくなっていくのだと思います。