牧之原小の子どもたちは、普段電車を使いません。ですから、切符を買うのも一苦労です。切符売り場の前で、みんなで悩んでいる光景をずいぶん見ました。でも、それが勉強です。ですから、わたしたちは、何にもいわず、自分の切符だけをさっさと買って、先にホームに行ってしまいます。子どもたちは慌てて、「先生まってよー。」と言いますが、待ちません。

みんなで協力して、相談して、時にはもめて、それでもなんとか解決して、自分たちで電車に乗れたという経験が大事です。
あるグループは、行きたい方向と反対の電車に乗ってしまいました。
でも、すぐに気づいた人がいて、次の駅で降りて、無事目的地につくことができました。
またある子は、切符に慣れなくて苦労しました。まずは130円なのに120円しか入れてなくて、それに気づかずどうやったら130円の切符が買えるのか悩んだり、ポッケに切符を入れたことを忘れて、「切符がない。なくしたーーー。」と大騒ぎしたり。でも、それも勉強、勉強。
自分たちで、電車を乗り継いで目的地に行けたということは、自信になります。
ちなみに、地下鉄を上手に乗り進めることができたのは、航平さん、葉南さんでした。
