5年生の子どもたちのよさは、純粋で心がきれいなところだと日々感じます。
授業の準備や片付けを進んで手伝ってくれる子がいたり、男女の区別なく友だちが作った作品のよさをたくさん発見することができたり・・・
そんな5年生が、このお話に出会ったらどんな絵を描くのだろう?
宮沢賢治の「よだかの星」
よだかの深い悲しみや星になりたいという強い思い、美しい夜空の情景が心に浮かぶ物語です。
読み聞かせが終わった後、しーんと静まりかえっていたクラスの様子が印象的でした。
「悲しいね。」とつぶやいていた子もいました。
一人一人、思い思いに、よだかが空に昇っていく最期の情景を描きました。

今回は絵の具を歯ブラシではじく、スパッタリングという方法に多くの子が挑戦しました。

写真では伝わりきれずもったいないですが、天の川や星空が驚くほどきれい!

よだかの魂が昇っていく様子を表した作品。

よだかの翼や空の色が特徴的で目を引く作品。

よだかの表情から悲しみが伝わって来ます。

油絵のような色使いで、ダイナミックなよだかを描いた作品

強い思いを持って昇っていくよだかの様子が伝わる作品。

浮かび上がる天の川がとても美しい作品。

画用紙からはみ出るほど大きく羽を広げ、宇宙までとんでいくよだか。

こちらも地球から宇宙へ。星や月の繊細さや、よだかの悲しい気持ちが表れている作品。

赤や黄色に浮かび上がる星雲が夜空によく映えた作品。
この子たちだから描ける作品です。
私にはとても描けない・・・
「すごい!!」とただただ感心するばかりです。
一人一人のお話に対する思いやイメージがたくさん表れていて、素晴らしい作品に仕上がりました。