閉会式で、幸立さんが、みんなに「ありがとう。」を言っていました。わたしは、これまで運動会を何回も経験してきましたが、最後の最後に、あのような形でみんなに「ありがとえう。」を伝えた子を見たことがありません。幸立さんは、なぜあの時、「ありがとう。」が口から出てきたのか、ずっと考えていました。
考えていくうちに、なんとなく分かってきました。今年の運動会、6年生は確かにいろんな人にありがとうと言いたくなるような日々でしたから。友だちと協力し合い、助け合いながら運動会を迎えました。赤組、白組の団結だけでなく、6年生のみんなが、お互いを支え合ってきました。だから幸立さんは、「ありがとう。」という言葉が浮かんできたのだと思います。
「がんばりました。」「楽しかったです。」ではなく、「ありがとうございました。」で終わった6年生の運動会。本当によかったです。