
今日、来弥さんがついに、ハードル8個をすべて3歩で跳びきることに成功しました。それも、すごいスピードで。かっこよく、リズミカルに跳び越えていくことができました。 ハードル走は、陸上大会にあるすべての競技の中で、一番難しい競技かもしれません。ハードルを跳ぶフォームが悪いと、いくら走るのが速くても好タイムは出ません。そんなハードルに挑戦し続けてきたのが、来弥さんです。
とてもがんばって練習してきました。ハードルが足に当たるという恐怖心と戦いながら、毎日ハードルを跳びました。転んだこともあったし、一時は「自分はハードルは無理かもしれない・・・。」と思い始めたこともありました。でも、自分に負けず、再度ハードルに挑戦して、ついに跳べるようになりました。
「先生、最後まで跳べたときには、気持ちがよかった・・。」
と来弥さんは言いました。それは、努力して、目標を達成した人だけが味わえることができる世界だと思います。
ハードルの選手としてがんばってくれそうな来弥さんですが、ハードルの練習だけでなく、もう一つがんばってきたことがあります。それは、陸上リーダーとしての責任です。実は、陸上リーダーに立候補したはいいですが、リーダーとなってから少したったころに、来弥さんはリーダーとして自分に足りないものがあることを感じて、一度はリーダーを降りています。それも、来弥さん自身が自分で決めたことです。それを決意した来弥さんの日記を読んで、わたしはとても残念に思いました。でも、その後、がんばっている友だちを応援する他の人たちの姿を見たり、一生懸命がんばっているみんなの姿に気づき、再び陸上リーダーになることを決意したのです。それからの来弥さんは、頼もしく、リーダーとしての責任をしっかり果たしています。
中には来弥さんに助けられた子もいます。自分が目標としていたところまで練習ができなくて、ショックを受けていた子に真っ先に駆けつけ、背中をさすりながら「大丈夫だよ。がんばったんだよ。ここまでできればいいよ。」とずーっと声を掛け続けてたいました。必死になっている友だちを見ると、「がんばれーっ。ファイトーっ。」と、自分の練習もしながら大声援です。陸上練習の中で見せる来弥さんの仲間を励ます態度は、まさに頼りになる牧小自慢の陸上リーダーです。
ハードル選手として、陸上リーダーとして、どちらも両立してがんばっている来弥さん。そんな来弥さんに引っ張られながら、原っ子たちの挑戦が本番を向かえようとしています。