2018/11/07 | 前期終業式へタイムトラベル | | by:校長 |
---|
前回は、運動会のこと、随分間が空いてしまって申し分けありませんでした。
書きたいことは山ほどありましたが、気がついたら、11月になってしまいました。
過去にタイムトラベルとなってしまいますが、是非、お知らせしたいことなので、
敢えて、書かせていただきます。
前期終業式の校長の話
今日で、103日間の前期が終了します。
みなさんは、どんなことをがんばり、どんなことを学んできたでしょうか。
今年は、皆さんにもわかりやすくするために、いろいろな活動のめあてを、簡単な言葉で表してきました。
5月におこなった「なかよし班遠足」このめあては、「協助-助け合う-」でした。どんな「助け合う」姿があったでしょうか。「助け合う」とは、「助ける」ということだけでなく、「相手の気持ちを分かってあげる」ということなので、やさしい言葉掛けや「ごめんね」「ありがとう」という挨拶を交わすことも含まれています。どうですか?自分は助け合うことができましたか?できたと思う人、手を挙げてください。
6月に行った「コンサート」このめあては、「協創-創り出す-」でした。友だちやクラスの人と一緒に、自分たちで考えたり、練習したりして、出し物を創り出すことができましたか?出場しなても、手拍子をしたり「わーすごい。」という反応をしたりしてコンサートを盛り上げた人も、立派な「創り出す」ができた人です。できたと思う人、手を挙げてください。
9月に行った「開校110周年記念原っこ運動会」は、「協動-行動する-」です。これは、聞きません。みんな、できたからです。先生は、運動会の一日のことより、それまでの練習に価値をおきます。暑い中、練習をがんばったね。休み時間も自分たちで練習をしていましたね。応援練習は、先生の手を借りずに、応援団を中心にチームでまとまって、練習をしたね。練習だといって、怠けている人はいませんでした。
この他にも、たくさんの活動を行った前期でした。
振り返るとき、できなかったことを思い出して「だめだった」と思う人がいますが、それは、順番が違います。
まず、できたことを思い出す。そして、そのできたことを自分の中に貯金をします。貯金ができたところで、できなかったことを反省して、どうすれば、次は、できるようになるかを考えます。
貯金がないのに、使ってしまったら、借金生活になってしまいます。借金生活になると、いらいらしたり、不安になったりして、「意地悪をしなさい」という脳の指令から、ストップのブレーキをかけることができなくなります。まずは、「自分の中に、よかったことを貯金する」それをやってください。
前期の初めにたてた「なりたい自分」にどれだけ、近づきましたか?
おととい、先生は、オリンピックの柔道で金メダルをとった井上康生さんのお話を聞きました。井上さんは、こんなことを話してくれました。「強い選手ほど、小さなことを続けています。その積み重ねが強さをつくっている」「なりたい自分」にいきなり、近づこうとして、「だめだ」と思うのではなく、「なりたい自分」に近づくために、小さな事を続けていけば、その一歩が、「なりたい自分」に近づいていくことになります。
前期の自分の振り返りをして、貯金を貯めて、また、後期に向かう力としてください。
上のような校長の話の後、学級担任から、それぞれの学級でがんばったことやよかったことを全校児童の前でお話をするのが、本校の終業式の特色です。教室で
学級の子どもの前で披露すること以上に、子どもたちにとって、それは、「喜び」
であり、「実感」であるからです。
<1の1>
入学してから、学校をお休みする子がとても少なく、頑張って学校通うことができました。
<1の2>
お兄さん・お姉さん・先生方と仲良くなり、元気にあいさつややさしい言葉をかけることができました。
<2の1>
生活科の勉強で、野菜のお世話や勉強したことの発表など、みんなで協力してがんばっています。(よいこと見つけの)「かがやきの木」もたくさんたまりました。
<3の1>
一人一人がめあてに向かってがんばっています。授業では、自分の考えをしっかりもって、きちんと伝えることができるようになりました。自分の仕事もしっかりできます。
<4の1>
音楽発表会に向けて、5月の終わりから、ずっと練習を積み重ねてきました。一生懸命の姿が立派でした。先生方にもたくさん褒めてもらえました。これからの学習に生かしていきましょう。
<5の1>
学級目標「Heroスイッチ」に向かって、今までよりも一歩前に出てくることができるようになりました。「伸ばそうとする自分」になってきています。「~たい」がたくさん泳ぐ授業を目指していきましょう。
<6の1>
最高の6年生になるためにみんなが頑張っていることを先生はよく知っています。
6年生として見えないところで頑張ってくれています。みんなから「最高の6年生」と言われるように卒業までがんばっていきましょう。
<かがやき1組>
がんばり玉をたくさんためてきました。1年間でためようと思っていた分を前期でたまってしまいました。積み重ねて頑張ってきました。
<かがやき2組>
①楽しく学校に来る ②時間を守る ③自分で勉強を頑張る
この3つを頑張りました。苦手なことにも挑戦できるようにがんばっていきましょう。
どの担任も学級への子どもたちへの愛情があふれた言葉を子どもたちに投げかけました。ちょっと、恥ずかしそうにでも嬉しそうに担任の顔を見つめる子どもたちの
表情が、終業式という「式」を温かなものにしてくれました。