りゅうきさん「じゃあ・・・いいよ。試合やろっか。」
せいとくさん「ありがとう。」
これは、今日の昼休み、外でサッカーをやろうとしていたりゅうきさんと、せいとくさんの会話です。この言葉の前に、二人や、いっしょにいた子どもたちは、どんなことを考えたのでしょう・・・。
今日の昼休み、私は、縄とびをしようと、外に飛び出てみると、運動場からせいとくさんら2人の男子が駆け寄ってきました。どうも渋い顔・・・。
事情を聞くと、「先に運動場に来ていたりゅうきさんら男子3人が、サッカーに入れてくれない」というのです。
なんでかなあ。と思い、その3人に事情を聞いてみました。すると、
「今日はこの3人でサッカーをやる約束をしていたし、シュートの練習をしたい。人数が増えると、シュートできる回数も少なくなるし、試合をやろうってことになっちゃうから・・・・」
ということでした。
両者の気持ちはよくわかります。
いつも仲良くは大切ですが、今日はこの人と一緒に遊びたい。と考える気持ちも理解できます。
お互いの気持ちはわかりますが、みんなが使いたいボールは1つ。
さあどうする・・・・・・・・と様子を見ていると・・・
一生懸命葛藤する、りゅうきさんたちの姿がみられました。
そして、その様子を、怒ることなく見つめるせいとくさん。
いいような悪いような変な空気が流れました。
お互いの気持ちがわかるからこそ・・・悩んだんでしょう。
結果。しばらくすると、りゅうきさんが
「・・・・・・・ん。じゃあ、いいよ。・・・試合やろっか。」
といってくれました。
そして、せいとくさんは
「ありがとう」
と、言葉では言い表せないほど優しい目で、心から伝えました。
その後、けんかになるかな・・・・と心配をしていましたが、昼休みが終わると、彼らは、にっこにこの笑顔で、戻ってきて、
「超平等にチーム決めもして、仲良くやった!!!!」というのです。友情が深まったような・・・そんな感じがしました。
嬉しすぎて思わずハイタッチ。
ぐんぐん成長しています!