この、世界中に広がったコロナ感染は、間違いなく、数年後の歴史教科書に載ります。今、わたしたちは、百年後、の人達が、歴史で勉強するような「コロナ感染」という歴史の真っ只中にいます。それくらいの出来事ですから、わたしたちは人生の中で、大人も子供も忘れることはないでしょう。
学校は何ヶ月も休業となりました。世の中には、卒業式、入学式ができなかった子供たちもたくさんいます。
勉強ができない、友達に会えない、家から出られない。
こんなに苦しい思いをしたこともないでしょう。
でも、わたしたちはまだいい方です。
コロナによって命を落としてしまった人がいます。
コロナによって、差別を受け嫌な思いをした人もいます。
コロナによって、感染症の恐ろしさも、思い知りました。ウイルスとは、ここまで社会を変えてしまうのか、世界を変えてしまうのかと。ウイルスについて、無知のままではいられない。教育の中で、もっとウイルスに対する知識を与えなきゃいけない。歴史の真っ只中にいる今こそ、学校でコロナを学ぶべきです。
同時に、ウイルスに負けっ放しじゃなくて、このウイルスに永遠に負けない人間になっていかなきゃいけない。そんな人間になるために、国語を学び、算数を学び、社会を学び、英語を学び、体育を学び・・・。ウイルスに負けない資質・能力を身につけていくことも、学校の使命です。
コロナの問題は苦しかったけど、最悪最低な歴史だったけど、そこから学べたことを剣にして、未来を切り拓いていけるような人間の育成を学校はしていかなきゃです。
今は、もうすぐ学校に戻ってくる子供たちに何ができるかってことを、考えて考えて、また考えてます。