「宿題の目的は何だろう。」
考えたことありますか。
①子供の学力を高めること。
②子供の学習習慣を付けること。
おおよそ、そんな考えになりますよね。
では、本当にその目的が達成されているんだろうか。
保護者の皆さんも、うなってしまいませんか。
宿題には課題があると思います。
・そもそも、子供たち、いやいややっていませんか。喜んでやっている子は少ないですよね。主題が、苦行になっています。
・宿題が簡単すぎて10分で終わってしまう子もいませんか。簡単すぎることをささっとやって、それで何の力が付くんだろう。
・受験前の中学3年生からは、宿題は邪魔でしかない、自分で考えたことをやらせてほしいという声もあるんだそうですよ。
・漢字書き取り1ページの宿題で、新しい漢字を覚えていける子は、60%の子っていうデータがあるんですよ。でも、残り40%の子も漢字の書き取りをやり続けている。それは、なんのため。
・学力を高めるということが目的だったら、分からないことを分かるようにしていくのが本当の宿題じゃないかな。十分分かっていること、もうできることをまた家でもやるということが、本当に宿題として正しいんだろうか。
・麹町中学校(公立)の校長が、宿題0を学校としてめざしたそうです。4年目でようやく全廃になりましたが、保護者の意見もさまざまだったみたいです。
・宿題を少なくすると、すぐに保護者から、「もっと宿題を出してください。」と反応があります。逆に、増やしても、「宿題が多すぎます。」と反応があります。どっちにしろ保護者からいろいろ言われてしまうので、先生達は宿題について思い切れません。
・思い切って、夏休みの宿題は学校で決めず、すべて自分が考えさせた学校もあります。やりたいことをすべて自分で計画です。任せたとき、一番不安になったのは、保護者のようです。
さて、わたしはというと、
やらされ感なく、子供たちが主体的に学ぼうとする宿題の仕組みを整えていく時が来たと思っています。。わたしたち自身が経験した宿題はもはや時代遅れです。授業はどんどん進化していくのに、宿題だけは40年前から変わっていないのはおかしいと思いませんか。保護者の皆さんも、学校から宿題が出されて、2時間机に向かっていれば安心ではなくて、その内容が大事だってこと、そのことについて同じ気持ちになっていただけたら、宿題も変わると思います。今、教員も、保護者も、宿題を変える勇気を出す時じゃないですか。