2014/12/08 | まよさんのふるさと | | by:教頭 |
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6年生が、クリスマスコンサートで「ふるさと」を歌うことが決まっています。
三部合唱で歌います。音をとりながら歌いきるのが難しく、みんながみんなできるようになれたわけではありません。そのため、「できるようになった人たちで歌おう。」ということになりました。出るかでないかは、各自が決めて、練習をします。しっかりと歌えるようになったところでみんなの前で歌い、テストをします。そして完璧だったらコンサートで歌うというようにしました。
今日は、ほたかさんが挑戦しました。ほたかさんは残念ながらまだ正しい高さで歌えない箇所があり、合格ではありませんでした。みんな、がっかりしていました。ほたかさんは、まだまだあきらめてはいない様子でした。
続いて、ひろとさんが挑戦しました。「できるかなぁ。」と不安を口にしていました。結果からすると、歌えなかったのですが、挑戦する気持ちは素敵です。
最後はまよさんでした。
まよさんの歌声はとてもきれいでした。
でも、声の大きさが十分ではありませんでした。
もう一回やり直しました。
まだだめでした。
みんなは「ここまでできれば十分だ。」と言いました。
でもだめにしました。
まよさんの顔が納得していなかったからです。
そこで今日は終わりと告げると、まよさんはこう言いました。
「もう一回やりたい。」
みんなの前で一人で歌うなんて、緊張しやすいまよさんにとってはとても大変なことなんです。
でも、二回失敗して、それでもあきらめたくなくて、自分から挑戦を決めました。
そして歌いました。
見事な歌でした。
きれいな歌声でした。
みんなの心を打つ、歌でした。
まよさんは合格して、ふるさとを歌うことになりました。
友達のあみさんが、号泣していました。
6年生のふるさとは クリスマスコンサートでどうぞ