今日は、6年生、最後の音楽授業。
一生懸命練習してきた、リコーダーの発表をしました。最後は難しい曲に挑戦しようと、子どもたちががんばって練習してきた曲。どの子もがんばって発表しました。
そして最後に、この1年間に歌った歌の中から、特に思い出に残っている歌を歌いました。
まずは「大切なもの」を。卒業式で6年生だけで歌う歌です。すばらしかった。じーんときました。
2曲目は「赤い屋根の家」、3年生の音楽授業でよく歌った思い出の曲。なつかしかったぁ。
3曲目は「空も飛べるはず」、みんなが大好きになった歌。
4曲目は「おそすぎないうちに」、クリスマスコンサートで泣きながら歌ったなぁ。
そして最後に、「カントリーロード」、わたしも大切にしている歌です。
『どんなくじけそうな時だって、決して涙は見せないで。』
6年生の子どもたちも、この先この歌を大切にしてほしいです。
音楽の授業をしたことがないわたしが、牧之原小学校に来て初めて音楽授業に挑戦して、そして音楽が好きになりました。きっかけは、この子たちでした。この6年生がまだ3年生だったとき、田平先生が産休でお休みになり、そのあと音楽を担当できる先生がいなくて、仕方なくわたしが音楽を担当しました。もうしわけないなぁという気持ちをずっと持ちながら、音楽の授業をしました。私なりに一生懸命音楽授業の勉強をして、私はいつも緊張しながら授業をしました。他の先生みたいな授業はできなかったと思うけど、それでも子どもたちは「音楽が好きになった。」と言ってくれました。
私はこの子たちと出会って、初めて音楽の授業をして、音楽が好きになりました。あまりにも好きになりすぎて、翌年には1年生の音楽を担当させてもらうくらいです。
そして、この子たちが6年生になったとき、この子たちともう一度音楽の授業をしてみたいと思いました。音楽の楽しさを教えてくれたこの子たちと、もう一度音楽の授業をしてみたい。
精一杯がんばったつもりです。音楽のすばらしさを、歌うことの楽しさを、楽器が演奏できるようになる喜びを、みんなで曲を創り上げる感動を、この子たちに味わわせてあげたいと。
音楽の授業がいつも楽しみでした。一緒に歌った歌、どれも宝物です。
6年生の皆さん、ありがとうございました。
音楽の楽しさを教えてくれて、本当にありがとう。
感謝の気持ちでいっぱいです。
あとは、卒業式。
卒業式で歌う別れの3曲を、成功させましょう。
この3曲をみんなと歌うことで、私の音楽授業への挑戦も終わります。
この子たちと、すばらしい歌声を体育館に響かせて、この子たちとさよならをします。
このごろ、妙にハイテンションなのが6年生の子どもたちです。朝から放課後まで、ずっとハイ。「これが卒業を控えた子どもたちの姿なのかな・・・。」と心配してしまいますが、でも、その心の内、よく分かります。みんな、寂しいんです。
全員が牧中に進むわけではありません。まほさんと、たかとさんは違う道を進みます。それがなんとなく、さみしいのです。
牧之原小での生活もあと少し。この教室で勉強するのもあと少し。それが寂しいんです。
静かにしていたら、寂しい気持ちが大きくなっていくんです。
だからみんな、よくしゃべり、よく笑い、友だちとわいわいやっているんです。
別れの瞬間が近づいていることを感じているから、ハイテンションなんです。
ですから、これでいいんです。
最後の数日、6年生みんなでわいわいできるのは、幸せなことです。
卒業を数日後にひかえた今の不思議な感じも、いい思い出になるはずです。
朝、職員室に来て、一曲披露してくれるこの2人。
元気があるのはいいことです。
今日も1日、友だちと、たくさん笑って下さい。
卒業まで学校生活は、あと20日です。
6年生が、協力平を踊るのも、15日が最後となるでしょう。
もう、協力平を踊ることもなくなるでしょう。
なつきさんが、なかなか声が出なくて、運動会のその日も、お昼にがんばって練習したこと。
たかとさんが、合格したとき、すごくうれしそうにしていたこと。
しょうやさんが本気になってやってみようと決意した日のこと。
伊藤ななさんの目の色が変わった時のこと。
せいやさんが、うれし涙を流した日のこと。
最初は恥ずかしかったまほさんが、のびのびと演技できるようになったこと。
たくみさんが友だちに教わりながら一生懸命練習したこと。
ひまりさんの真剣な目にぞくぞくしたこと。
あみさんが顔を真っ赤にしながら、恥ずかしさと戦いながら踊った日のこと。
けんとさんが、女の子たちに負けないようにと、男子を盛り上げたこと。
鈴木さやさんが、りょうたさんにセンターを譲ることを決意した日のこと。
ゆうとさんが、やっとの思いで合格して、ガッツポーズをしたこと。
みつきさんが、「よし、やってみる。」と、本気の挑戦を決めた日のこと。
みうさんが、波踊りの練習のために、毎日原っこルームで汗をかいたこと。
しょうたさんが、まじめにこつこつ努力してがんばり続けたこと。
戸塚ななさんが、いろんな子に手をさしのべて、踊れるようにしてくれたこと。
かずまさんが、自分が出したこともないようなでっかい声が出た日のこと。
みゆさんが、協力平で、友だちとの絆を深められたこと。
山野邊さやさんが、教えてもらった人に「ありがとう。」を伝えた日のこと。
そんなある日の出来事を思い出しながら、
最後の協力平。
しっかりと目に焼き付けたいと思います。
大きな声で堂々と開会式の言葉を言えたそうです
大輝さんは、1年生の頃からお祭り大好き
初めてのさつまいも栽培 初めての収穫
昔からかわいい顔をしていたんですね
何をしても楽しい・・・そんな時だったでしょう
栗田まほさんが、ついに19段合格しました。それは、16日のクラブ活動の時でした。
「やったねー。」
ななさんは、叫びながら抱きついていました。
いろんな子が「すごい。」「おめでとう。」と声をかけてくれました。
職員室では佐藤先生が「すごいですねーっ。」と、まほさんのがんばりに感動していました。
「七転び八起き」
こんな言葉がまほさんにはぴったりです。18段まではすいすいきましたが、19段がなかなか合格できず、失敗ばかりでした。3年生に先を越されて、6年生としての意地があります。「最初のジャンプ王は6年生がなる。」と闘志をめらめら燃やしていました。妖怪ウォッチで言ったら、「メラメライオン」のように。
最後の方までいくのに、どうしても最後で引っかかってしまったり。そんなこともたくさんありました。普通だったら、いやになってしまいそうなくらいです。でも、まほさんは、跳び続けました。
毎日毎日失敗して、でも、失敗しても失敗しても、ずっと笑顔で。あきらめないで。
失敗しても笑顔。すごいことです。失敗したら、どんな人でも、いやな顔をすると思います。まったくしないんです。これが、まほさんのすごいところ。強いところ。
失敗しても、「てへへへへ。」と頭を抱えて笑っているまほさん。心の中では悔しさでいっぱいだろうけど、表に悔しさを出さないというのも、またまほさんのいいところです。
まほさん、あと一歩だぞ。あと一歩で、ジャンプ王だ。
ここからが大変だぞ。
3年生がライバル。
まほさん、つかめ、ジャンプ王第1号
次のジャンプ王挑戦日 1月23日 1時10分スタート(チャレンジは2回)
6年間、毎年つくったさつまいも、おいしかったね。
あのころは、6年生のお兄さんが大きく見えたね。
校舎の中をあっちこっち探検もしたね。
お母さんの読み聞かせが大好きだったね。
6年生は卒業式の歌の練習を始めています。
とは言っても、まだまだほんの1週間ですが・・・。
ですが・・・。
な、な、なんと・・・。
歌えるんです。
3曲とも。
ソプラノとアルトに分かれて、美しい歌声で歌えるんです。
これが、今年の6年生の力なのか・・。
ただ、ただ、驚くだけです。
通常は1ヶ月以上かかりそうなことを、たった1週間でできるようにしてしまったこの子たち。
子どもたちが歌うのは、「旅立ちの日」「大切なもの」「空より高く」の3曲です。
どれも難しい曲なんです。
6年生の保護者の皆さん。見に来ませんか。この6年生の恐ろしい力。
真剣さ。ひたむきさ。
この6年生のすばらしさを感じていただけると思います。
完成した卒業式の日の歌声ではなく、今の歌声を。
みんなで必死に創り上げようとしている今の姿を。
ぜひ見ていただきたいです。
音楽の授業がある日は、いつでも大丈夫です。
ぜひぜひ、見てあげてください。
今日は、3曲を順番に練習していきましたが・・・。
子どもたちの態度にほろり。
子どもたちの顔つきにほろり。
泣きながら歌っている、ななさんとひまりさんの顔を見てほろり。
卒業式はまだまだ先なのに、音楽室はもう涙。
大変なことになってます。
それだけ、本気ってことですよね。