2019年を振り返って、わたしは牧小の子供たちのすばらしいところとして、大きく2つのことを強く強く思っています。
1つめが勇気。
牧小の子供たちは、勇気のある子供たちです。
毎日教室を回っていくと、たくさんの子が手をあげて発表しています。
時には、発表は苦手という子も、周りの子の励ましに支えられながら、手をあげて自分の考えを言ってます。
コンサートで、多くの子供たちが一歩足を前に踏み出し、みんなの前で自分を表現しています。ピアノ、リズム縄跳び、ダンス、お笑い、トーンチャイム、ダンス、独唱、エレキギター、コント。その表現方法はいろいろで、それができる勇気はすごい。
応援団長、副団長の勇気は見事でした。かっこいいリーダーの姿を見せました。
また、その姿を見て、「来年は自分も。」と思えた5年生の勇気。
365日を歌い上げた6年生。
RPGに挑戦した5年生。
そして冬休み前の集会で、カントリーロードを堂々と歌いきった4年生。
みんな勇気の花を心に持っている。
2つ目に優しさ。
もう、これについては言うまでもない。わたしが以前この学校にいたころから、まったくなんにも変わっていない。
牧小の子供たちの優しさは、協力平の伝統の中で育まれてきた、どの子も持っているもの。
1年生は、毎朝、挨拶という優しさをふりまいてくれる。
2年生は、長縄をしていて、一人が引っかかっても、全員が「どんまい。」と言える。
3年生は、「校長先生を驚かせよう。」と、誕生日のサプライズを子供たちだけで企画する。
わたしが出張に行くときに、外で遊んでいた子はみんなして、「校長先生、行ってらっしゃーい。」「がんばってきてねー。」と言ってくれる。
一人の挑戦を、みんなが温かい目で応援してくれる。
本当に、子供たちは、どこまでも優しい。
勇気と優しさ、これが牧小の子供たちが持っている最大の良さ。
わたしたち大人は、ついつい子供たちのできないことに目が向いてしまう。
そうではなくて、子供たちの良さに目を向けて、その良さをもっと大きくしてあげようと思い続けたい。
勇気と優しさという良さをみんなが堂々と発揮する中で、子供たちはそれぞれ安心して自分に挑戦し伸びていくのだと思う。
2020年も、牧小はそんな学校でありたい。