2020/05/21 | 隕石が落ちた跡 | | by:校長 |
---|
「コウチョー。」
1年生の数名が、興奮しながら大声でやってきました。どうやら、わたしの名前は「コウチョー」だと勘違いしているらしく、「コウチョー」が「校長」になるのはもう少し先のようです。
それはともかく、どうしてそんなに興奮しているかというと、
「コウチョー。めぐみの森に、隕石が落ちたよ。」
と言うのです。みんな真剣です。本気でそう言ってるんです。ただことではないと、植物の世話と草取りをしていた手を休め、あわてて子供たちの後ろを走って行きました。
場所は、めぐみの森の一番奥でした。
「コウチョー。あそこを見て。隕石が落ちた跡でしょ。」
子供たちの指さす方向を見ると、そこは、干上がったひょうたん池でした。
1年生は、みんな真顔で、
「コウチョー。これって、隕石が落ちた跡でしょ。」
って言うから、わたしはこう答えました。
「そうだよ。」