校長室から遠く霞んで見える駿河湾をバックに、咲き誇っていた桜のやさしい薄桃色に変わり、活力を感じる茶園の新緑がまぶしく見えるようになってきました。着任した4月3日から、グラウンドでは、児童クラブに参加する子供たちの元気な歓声、職員室や事務室からは、新年度の準備を忙しそうに進めながらも笑顔で登校する子供たちを思い浮かべて談笑する教職員の声が聞こえてきて、「早く、子供たちに出会いたい」という気持ちが膨らんできていました。
そして、今日。「おはようございます!」の元気な声と共に登校してくる子供たちを見て、大きな期待と夢をもち、張り切っている気持ちを感じました。また、新任式や始業式でキラキラとした目を真っ直ぐに向ける子供たちの様子に気の引き締まるような思いも感じました。
始業式、校長の話として学校の自慢でもある「勇気と優しさ」について「別々のものではなく、つながり重なっているもの」という話をしました。そして、これらは、仲間がいるからこそ、一人一人が大切にされるからこそ発揮できるものだということ、行動に表していくことで勇気や優しさの質も上がっていくこと、を話しました。さらに、「幸せ」についても子供たちに話や考えを聞き、「先生方と一緒に『みんなが幸せになる学校』ってどんな学校で、何をすればいいか見つけていこう。」と話しました。
令和5年度も昨年度に引き続き、重点目標は「勇気とやさしさと私~みんなが幸せになる学校~」です。178人の子供たち一人一人が学級や学年、学校集団の中、精一杯それぞれの輝く個性を発揮していくこと、一人一人がトライする気持ちをもち行動することを周囲が温かく応援しエラーがあっても立ち上がってトライし続けることができるようにすることを重視し、御家庭や地域の皆様のお力を借りながら、教職員も自身の向上を目指して一丸となって子供たちのため頑張って参ります。どうぞ、よろしくお願いいたします。(校長 岡澤知彦)