4月10日、月曜日、地域等の来賓の方の御臨席を賜り、入学式を執り行うことができました。担任の先生から名前を呼ばれ、元気よく返事をしてすっと立つ28人の子供たちの様子に「よしやるぞ!」の気持ちを感じました。後方で見守る6年生の温かな笑顔も会場の雰囲気を柔らかくしていました。
校長の話として、何でもチャレンジすること、失敗しても、もう一度チャレンジする勇気をもつこと、頑張っている仲間を応援する励ましの声を掛けること、を願いとして伝えました。そして、「みなさんの頑張りは、周りの人を幸せにする」とも話しました。
保育園や幼稚園などで「お兄さん、お姉さん」として過ごしてきた子供たちに身についていることは沢山あると思います。子供たちをゼロスタートと見ず、保幼小の接続を考えながら、義務教育、初等教育の視点から見て加点していくことができるとよいと思っています。
そして、11日(火)。全員が元気よく登校しました。見守りボランティアの方とも話しましたが、上級生がしっかりと面倒を見て、安全に連れてきてくれたのは、「自分たちがしてもらったようにしよう。自分たちも(優しさを発揮する存在として)そうありたい。」と無意識のうちに考えているからだと思います。脈々とつながるこうした関係は、じわじわと子供の心の根にしみこんで伝統と呼べるような動きになっているのだと考えます。優しさや勇気がつながり広がっていくように、子供たちの学年を超えた良好な関係は、時を超えるループになり未来につながっていくと思っています。