2019/10/08 | 20%の子供たちのために | | by:校長 |
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グランドデザインの中に、数値目標があるのをご存じでしょうか。この数字は、この1年間でめざしている子供の姿です。
授業が楽しいと思える子が80%を超えるといいなぁが目標の一つでした。実はこの数字、7月の段階ですでに達成されています。
ですが、わたしたちは80%という数字の達成はあくまでも最終目標とは思っていません。もちろん、こんなにたくさんの子が授業を楽しいと感じてくれて、うれしいことはうれしいですが、まだ、20%の「授業が楽しくない」という子がいるということを受け止めています。人数で言ったら、約35人。35人の子が、今はまだ、授業は楽しくないと思っています。
授業が楽しくないという子供たちって、どんなことに楽しくないと思っているんでしょうか。
今やっている勉強が分からない子は間違いなく20%の子です。がんばりたいと思っていても、自分の力に限界を感じている子も、20%の子です。覚えたくても覚えられない、みんなのように描きたくて描けない、目の前の問題に対して「うわーっ。解いてみたーい。」という魅力を感じられない。いったい何ができるようになったか自分の中のパワーアップに気づけない。それぞれ違う理由があると思います。
じゃあ、その20%の子供たちのために、わたしたちは何をしたらいいんでしょうか。そこを考えています。
20%の子供たちが授業が楽しいと思えるために、わたしたちは何ができるのか、何をしなくてはいけないのか。
黒板の字をノートに書き写すことが難しい子がいます。どうしたらいいでしょうか。
みんなの前で言葉が出にくい子がいます。どうしたら、出やすくなるのでしょうか。
45分の授業がもたない子がいます。我慢させるのではなくて、どんな授業展開なら、我慢することなくやれるのでしょうか。
前期が終わり、「あゆみ」の準備も整いました。
11日に、子供たちに配布します。
「あゆみ」の紙面だけでは伝わらないこともありますので、翌週には面談をさせていただきます。
同時に、20%の子供たちのために、いったい何ができるのか。
学校は、担任は何ができるか。
保護者の皆様にもご協力いただきたいことがあります。
そして、あくまでも・・・、めざすのは・・・、
学校の授業が楽しいと思える子、100%です。
だって、わたしたちの牧之原小学校は、「日本一楽しい学校」ですから。