いじめの認知件数が増えているという報道がありました。
いじめの見逃しが少なくなったということの現れかもしれませんが、でも、いじめが多いというのはいいことではありません。
いじめにより、子供たちが苦しんでいるというニュースも、ずっと続いています。
先日は、あろうことか、学校の先生も同僚をいじめていたという、なんともなさけない出来事も起こってしまいました。
でも、ある保護者が、「いじめは学校だけじゃない。世の中の職場の中でも、いじめはある。」とおっしゃっていました。「いじめはなくならない。」と言っている脳科学者もいます。いじめをされたか見たか、とにかく自分が子供だったとき、いじめが身近なところであったと答える大人もとても多いです。日本だけではなく、帰国子女のお子さんが、ある国で、日本人だからと大変苦労したという話を昔聞いたことがあります。
いじめを0にしたいという思いは持っています。どんな先生も持っています。わたしも、担任時代には、「いじめは絶対に許しません。」と何度も何度も発信しますが、わたしの気づかないところでいじめがあったということを後で知り悲しい思いをしたこともありました。
わたしたちは、日本一楽しい学校をつくろうとしています。この思いは、全教職員が持っています。子供たちも、「日本一楽しい学校にするんだ。」と思ってくれてます。そんな学校にだって、いじめは時としてひっそりと起こってしまいます。大人が気づいてあげられることもあれば、子供の世界の中で大人にはなかなか気づけないようなこともあります。インターネットのいじめなんて、大人が気づくのはずいぶん後の方です。そんないじめもなくしたい。大人が気づきにくいいじめもなくしたい。そのためには、子供たちも、いじめをなくしたい、いじめと立ち向かいたいと思えるようにしたいです。