長縄大会の後半、ジャンプ王のテスト。子どもたちの真剣さがつまっています。
この日ジャンプ王になるとやる気満々の子どもたちでした。お母さんが見ている今日、ジャンプ王になりたかった。でもだめだった子がいました。ジャンプ王になることはできませんでした。引っかかった瞬間、肩を落として学年の中にもどっていく子どもの顔は悔しさでいっぱい。くずれるように座ると、そのまま顔を隠して泣いている子もいました。ジャンプ王になれない悔しさ、お母さんを喜ばせることができなかったこと、すぐに引っかかってしまった自分へのふがいなさ、いろんな気持ちが渦巻いて涙が出てきたと思います。
それでいいんだと思います。こんな涙は、そうそう流せるものではありません。本気だから流せる涙。夢中になれることがあるからこそ流せる涙です。この涙で、また強くなります。ジャンプ王になるという夢がさらにふくらみます。この涙が無駄にならないように、また1週間、努力の水をためればいいことです。次がだめでもまた次、いつかなれる日を信じて、何度も悔し涙を流して、そし夢をつかむんです。苦労して苦労してつかむことができたら、一生忘れない、自信になります。ですから、失敗したら、悔し涙をたくさん流せばいいです。
3年生の子がうずくまって泣いていました。5年生の子は最後の最後、前かけトリプルトンビクロス止めだけが決まらず、涙を拭いていました。
悔し涙をいっぱい流した人は、最後は必ずうれし涙で終われます。
ジャンプ王に挑戦する子どもたちのひたむきさと涙に、今の牧小がつまっていると言ってもいいくらいです。
がんばれ