5月13日(金)に、鳴門教育大学大学院教授の久我直人先生をお招きしての研修会をしました。久我先生は、学習指導から学級経営、学校経営、人材育成研修と幅広く専門をお持ちで、県内外多くの学校で指導助言をされています。久我先生の「勇気づけ教育」は、子供の頑張りと優しさを引き出す教育理論として、多くの学校で実践されています。
当日は、全クラスの授業参観をしていただきました。「〇〇さんの、あの発言、ものの見方はおもしろいね。」「〇〇先生は、こんなところまでしっかりと子供の考えを捉えているね。」など、瞬時に子供や先生を見取り、価値付けてくださいました。さすがのプロフェッショナルの成せる技です。
授業参観後には、教職員対象に「勇気づけ教育」についての講話をしていただきました。その中で、こんなお話をいただきました。
「学力向上」も「社会性の醸成」も、すべての根幹は「自分への信頼」。心と行動を整えることです。
自分への信頼(自分にはよいところがある、私は一人の大切な人間である、まわりの人から認められている)なくして、他者への信頼はありません。自分に対する信頼があるから、教師への信頼があり、授業が楽しくなります。自分に対する信頼があるから、友達を信頼することができ、人のことを大切にして「話を聞く」ことができのです。
そして、学習意欲がわき、学習内容が理解できて、結果学力も向上するのです。自分に対する信頼を育てるのが「勇気づけ教育」なのです。
自分の中にある能力「I(アイ)」を伸ばして、自分の中にある優しさで「We(ウィー)」の世界を広げる。重点目標である「勇気と優しさとわたし~みんんが幸せになる学校~」に向けた、たくさんの視点をいただきました。次回は11月に訪問していただきます。