♪カントリー・ロード この道ずっとゆけば あの街に続いてる気がする カントリー・ロード♪
卒業生が、四年生の時、この歌を、一緒に歌ったんだ。みんなの前でね。覚えていますか。
集会で、五年生とRPGを歌って、その直後、みんなに言ったんだ。「次は、四年生、一緒に歌わないか?」ってね。そしたら、みんなは、「恥ずかしいから遠慮します。」って言ったんだ。すごく優しい四年生。だけど、ちょっと勇気は足りないのかなって、それが君たちに対する印象です。
そしたら、翌日、二人の男の子が校長室にやってきた。水嶋君と、河原﨑君だったな。「ぼくたちが歌います。」って言いにきた。二人は、このまま勇気がない四年生って思われたくない。みんなが歌わなくても、ぼくたちだけで歌います。」って言ってた。たいしたもんだ。
そしたらさ、次々に、いろんな子が校長室にやってきた。「わたしが歌います。」って、榛葉さんがやってきた。「わたしも、歌います。」って、廣田さんもやってきた。一人、また一人、勇気を振り絞って校長室にやってきた。最後は全員になって、みんなで校長室で練習して、そして全校のみんなの前で披露したのが、カントリー・ロード。上手だったよ。今でもこの曲がラジオから流れると、みんなの顔が自然と浮かんできます。
♪どんな挫けそうな時だって 決して涙は見せないで 心なしか歩調が速くなってく
思い出消すため
カントリー・ロード この道 故郷へ続いても 僕は行かないさ 行けないカントリー・ロード
カントリー・ロード 明日はいつもの僕さ 帰りたい 帰れない さよなら カントリー・ロード♪
卒業前に、みなさんとこの歌がもう一回歌えたらいいなって思っているし、卒業したあとも、挫けそうな時、あきらめそうになった時、勇気が出ない時、この歌を歌いながら一歩前に足を踏み出せたらいいな。
卒業、おめでとう。ふるさと牧之原小学校での思い出が、いまでも心の中にありますように。