| 2020/09/10 | お茶と子供たちと | | by:校長 |
|---|
牧之原市の自慢はお茶です。なんと言ってもお茶でしょ。
勝間田小でも、萩間小でも、坂部小でも、菅山小でも、お茶を勉強しています。
お茶摘みの体験、手揉み茶体験、お茶の入れ方を学び、お茶工場を見に行き、お茶を使った料理を考えたり、お茶クッキーを作ってみたり。そして最後はお茶を自慢できるようなパンフレットを作ったり、模造紙にまとめて学習発表会でお家の人にお茶をPRしたりしてます。空港でパンフレットを配ることもあります。修学旅行の時に、東京でお茶をPRしてきたって学校もあります。とってもいいことだと思います。牧之原と言えばお茶なんだから、お茶の学習を充実させるべきです。
でも、何かが足りない・・・。
何年も前から感じています。お茶の学習をして、何かがすっきりしない。
それが何かって、
「牧之原のお茶はおいしいです。ぜひ飲んでください。」
とPRしている子供たちの多くは、お茶を普段飲まない。あるいはお茶が嫌い。または、ペットボトルのお茶しか飲まないって子がとっても多いのです。
きゅうすがない家も多いんです。お茶に飲み慣れていないんです。お茶の渋みに慣れていない。だから、いくら勉強しても、お茶好きにはなっていないことが多いんです。お茶が好きになってないのに、「牧之原のお茶はおいしいです。」とPRしても、なんだか説得力がないと思いませんか。
わたしは、牧之原市の小学校に勤務したからには、わたしにも責任のかけらがあると思ってます。お茶所の牧之原の子供たちが、お茶が嫌いなままで、知らん顔していてはいけないと。
お茶業界は、大変なんだよっていろんな方から聞いています。コロナも無関係ではなくなっているそうです。
こんな状況だからこそ、学校は牧之原市のために、菊川市のために、お茶と子供たちを近づける努力をやれるだけやらなきゃいけないと思ってます。
もっと子供たちにお茶の勉強をしてほしいと先生方にお願いをしました。どんな事でもいいと思うんです。1年生から6年生まで、何らかの形で「お茶」を学べる、そんな学校にしたいなぁと思ってます。この牧ノ原台地だったら、お茶の勉強は何だってできます。お茶に関して協力してくださる方はたくさんいらっしゃいます。お茶を学ぶにはこれ以上の環境はないんですから、もっともっと、全学年で、計画的に、お茶に関する学習ができて、そして子供たちみーんなが、お茶好きになること、れがわたしの次の夢です。
今年は、5年生のティーワン大会がなくなってしまいました。牧之原小ティーワン大会をやりたいくらいです。
PTAの方で、叶えてくれる方、いないでしょうか。