放課後、4年生が、ケースに入ったカナヘビを持ってきて、言いました。
「校長先生、このかなへび、もうすぐ卵を産むよ。」
どうして分かったのか聞いたら、お腹が大きいからって答えました。だって、うんこが詰まってるだけ、あるいは太りすぎのオスかもしれないじゃんと聞いたら、
「お腹の色が違うから間違いなくメス。それも、卵がいる時の色。本とネットで調べたから確かだよ。」
たいしたもんです。
「四つ葉のクローバーを一緒に見つけよう。」
また4年生が来ました。その子は、
「どうしてクローバーが四つ葉になるのか知っていますか。」
と質問してきました。
「目立ちたいからかな。」
と答えたら、違ってました。
「四つ葉のクローバーは、踏まれたことのある三つ葉のクローバーなんだよ。ふまれて悔しいから、四つ葉になったんだよ。」
それも、調べた情報って言ってたけど、これ本当かなぁ。怪しい情報だなぁ。そしたら、
「本当かどうか知りたかったら、この辺りのクローバーだけを踏んでみて実験すればいいじゃん。」
ですって。あれ、立派な学びになっている。子供たちの身の周りには、学びがころころ転がっているんだな。