2012/10/19 | コンビニのあいさつ |  | by:牧之原小教務 |
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息子が1年生だった頃のことです。
コンビニに息子と二人で入りました。「いらっしゃいませ、こんにちは。」と店員さんが声をかけてくれました。私はこれまで、コンビニの店員さんにあいさつを返したことがありません。ですからこの時も、店員さんに対して何も言わず中に入りました。すると息子は、
「こんにちは、小柳津創太です。じゃがりこを買いに来ました。」
と大きな声であいさつをしました。あまりにも大きな声で、コンビニの中にいたほぼすべてのお客さんの注目を浴びました。一瞬私は恥ずかしくなって、とっさに「こらっ、静かに・・・。」と息子に言ってしまいました。
息子はそんな父親を責めました。
「お店の人はあいさつしてるのに、パパはどうしてあいさつしないの。」
と言われてしまいました。
「ぼくの相良小学校は、あいさつ一流なんだよ。お父さんだって、いつもあいさつをされたらあいさつしなさいっていってるでしょ。」
コンビニの店員さんの「いらっしゃいませ、こんにちは。」に対して、あいさつを返す人がどれくらいいるでしょうか。このことを仲間に話したとき、
「相手はそれが仕事なんだから。あいさつに気持ちなんてこもってないから、返さなくてもいいんじゃないの。」
と意見されました。でも、私は息子が正しいと思います。
私たち牧之原小学校では、笑顔であいさつができる子をめざしています。まずは指導する私たちが、恥ずかしがらずにあいさつをとことん大事にしたいです。
私は息子に言われた後の5年間、コンビニでもあいさつを返しています。