2019/06/18 | 夏休みのプール開放を行いません | | by:校長 |
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夏休みのプール開放を行わないという決定をしました。
理由は、「子供ファースト」で学校の教育活動を見つめ直した結果です。
ここ数年、8月の気温は「災害級」となりました。
猛暑による熱中症で、命を落としてしまった人もたくさんいます。
数年前は8月のプールも安全だったかもしれませんが、今は胸を張って安全とは言い切れません。
中には、1時間かけて、汗びっしょりでプールに来る子もいます。
プールサイドはアスファルト。日陰をつくっても、40度を軽く超えています。
子供たちはとても裸足では歩けません。
水温は30度を軽く超えています。
水をどんどんだしても、すぐに温まり、温泉のような水温になってしまいます。
ということは、子供たちはプールの中でも、汗をかきます。
プールが終わったら、また1時間以上もかけて、歩いて帰ります。
こうなると、プール開放によって、子供たちは長時間汗をかき続けるということになります。
現に、夏のプール開放時の登下校で、体調が悪くなるという子も多いです。
夏が災害級の暑さとなった今の状態では、夏のプール開放を行うことはできません。
同じような理由で、夏のプール開放を断念している学校が、全国的に増えています。
保護者の皆様の中には「どうして夏のプールやらないんだ。」と思っている方もたくさんいらっしゃると伺いましたが、子供たちの命や健康を守るということを最優先した結果ですので、ご理解をいただきたいと思います。