
殺風景な玄関をもっと綺麗にしたいなと思い、午後はパンジーのプランターを並べる作業をしていました。農機具庫の裏や花壇を行ったりきたりして作業をしていましたが、ふり返ると、いつのまにか三人の子が、重たいプランターを運んでいました。びっくりしました。「手伝ってね。」と、わたしからお願いしたわけではなく自分たちから「手伝おう。」と思った三人です。
ゆうやさん、じゅんきさん、めるもさんでした。
一輪車をして楽しく遊んでいた子どもたちです。自分たちの楽しみよりも、わたしを助けるために自分たちで動けたことがすばらしいと思いました。
一緒に運びながら、ゆうやさんに声をかけました。
「どうして、手伝おうって思ったの。」
するとゆうやさんは、
「だって、先生一人でやってるし、大変そうじゃん。」
大変そうな人を見たら、手伝うのが当たり前。それが、この子たちなんです。
わたしが牧小の子どもたちが大好きな理由の1つが、こんなところです。これは、他の先生も感じていて、先生たちと子どもたちをふり返る話し合いの時、何人もの先生から、「牧小の子は優しい。牧小の子は手助けをしてくれる。牧小の子は、困っている人に手をさしのべることができる。」こんな意見が出されました。
わたしを助けてくれた、三人の子どもたちが一生懸命運んでくれて完成した、玄関につながる階段のパンジーを、見てくださいね。
ゆうやさん、じゅんきさん、めるもさん、ありがとう。
