お母さんへ
いつも おしごと がんばってくれてありがとう
おいしいごはんを 作ってくれてありがとう
だから いつもぼくが元気にがっこうに行けるのも
おかあさんの おかげだよ
おかあさん わたしが生まれた日のこと おぼえてる?
おかあさんはすごーく いたそうになみだを ながして
いたけど ぼくも早く外に出たかったから ごめんなさい
でもあとで うれしいときも なみだが出るってきいて
びっくりしたよ
おばあちゃんたち みんなでよろこんでくれたよね
あのときのみんなの やさしいえがお
いつまでも わたしの心の中に のこっているよ
なまえだって いちばんすてきな わたしに にあったものを
いっしょうけんめい 考えてくれて とーてもうれしかったよ
わたしが小さい時 「とにかく体がじょうぶに そだってほしい」
と 言ってた おかあさんだけど さいきんは
「べんきょうしなさい」 「お手伝いしなさい」
って いつもおこってる かんじがするよ
おかあさん すごくつかれてるのかな?
だけどこのまえ 先生がおしえてくれたよ
おかあさんが いつもぼくをちゅういするのは
ぼくが大きくなって こまらないようにって
だから べんきょうは ちょっとにがて だけど
おかあさんみたいな おとなになれるように
いろんなこと いっぱいおしえてね
そしてわたしも みんながわらって くらせる かぞくを
つくりたい やさしいかぞくを つくりたい
わたしが今日まで大きくなれたこと 明るく毎日すごせること
おかあさんの 子供に生まれて ほんとうによかった
だって あのときわたし まよわず えらんだんだ
おかあさんのこどもに なりたいって
そのねがいを かみさまが かなえてくたんだよ
ありがとう ありがとう ありがとう