2017/03/29 | 1年間ありがとうございました。 | | by:校長 |
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3月16日(木)に修了式で、全校児童140人が、現学年を修了することができました。
3月17日(金)に卒業式で、卒業生24人が牧之原小学校を卒業することができました。
3月24日(金)に離任式で、本年度末で退職・異動される4人の教職員をお送りしました。
この年度末は、喜びと寂しさが混じった学校ならではの特別な季節です。全ての行事が終わり、校庭には、桜のつぼみが膨らみ、「希望に満ちた春」が、もうすぐそこに来ています。
平成28年度、大きな事故やけがもなく、子どもたちが元気に過ごすことができたのは、御支援・御協力いただいた皆様のおかげと、心から感謝いたします。平成29年度も「地域の中の学校」「地域に愛される学校」「地域に愛される子どもたち」「地域に愛される教職員」をめざして、教職員一丸となって、牧之原小学校の子どもたちを全力で育てていきたいと思います。
短い春休みの期間中ですが、新年度を迎えるに当たり、安全・安心・清潔・楽しい学校にするために、業者が入ったり、職員が作業したりして、学校を整えています。4月に子どもたちが、学校に戻って来た時の驚きの表情が楽しみです。
修了式に「校長の話」の中に、布石として平成29年度に力を入れていきたいことを子どもたちに話をしました。「世界に一つだけの花」の中にある「人間を尊重する心」を持つ子ど
も育てたいと思っています。来年度もどうぞよろしくお願いいたします。
祝 修了 修了式校長の言葉
みなさん、修了おめでとうございます。今、学級の代表のひとに「修了証書」をお渡ししました。「しゅうりょう」とは「終わる」いう意味ではなく、「修める」と意味です。
「その学年で勉強したことを身に付けましたよ。」という意味があります。どの子もみんな「修了証書」いただくのですから、どの子も1年間で身に付いたことがあるはずです。どんなことを身に付けることができたのでしょうか?
これから代表のお友だちが、発表してくれることを聴きながら、「自分はどんなことが身に付いたのかな。」と振り返ってください。それが、「修了する」ということにつながります。
さて、先日5年生が中心になって、すばらしい「六年生を送る会」ができました。その時、みんなで歌った「世界にひとつだけの花」は、先生の心に残りました。
「 世界に一つだけの花 一人一人違う種を持つ
その花を咲かせることだけに
一生懸命になればいい」
の歌詞の意味はわかりますか? 一人一人違う人間なのだから、顔もスタイルはもちろん得意なことも苦手なことも違う。だから、人と比べるのではなく、自分を伸ばすことに一生懸命になるんだよ。」という意味です。
みなさんはどうですか?
先生は牧之原小学校の中にもこの歌詞のようにがんばっている人をたくさん見つけました。今日は、その中の三人について話をします。
一人目は、○○さんです。、○○さんは、今、丁寧な言葉遣いができるように頑張っています。職員室に来て、「CD貸して!」というのではなく、「CDを貸してください」「何をしてるだ」ではなく、「何をしていますか。」頑張っているから、最近、言葉遣いがとてもよくなってきました。この○○さんのがんばりを、(なんだ。そんなこと。)と、 笑いますか?この歌は、「○○さんが、自分を伸ばすことをがんばっているのだから笑うことではありません。」と言っているのです。
二人目は、○○さんです。1年生から2年間かかって、3月6日にリズム縄跳びの一段を合格しました。2年間で一体何百回「ちびまるこちゃん」に挑戦したでしょうか?(なんだ。そんなこと。1段なんか簡単なのに。)と、笑いますか?この歌は、「あきらめずに努力した○○さんに拍手をするのであって、笑うことではありません。」と言っています。○○さんは、木工工作コンクールで県ですばらしい賞をとっているのです。○○さんは、賞をとらなかったみんなのことを笑いましたか?
三人目は、○○さんです。先日、20段に挑戦しました。途中で靴が脱げてもあきらめずに合格に挑戦する姿は、感動しました。靴が脱げたことを笑いますか?20段は合格できませんでしたが、20段を合格することだけを考えて靴が脱げても一生懸命にあきらめずに頑張る姿が「「オンリー1」の世界に一つだけの花」の姿です。
今、3人の例を出してお話ししましたが、みなさんは、この1年間で、「世界に一つだけの花」を咲かせた人はたくさんいると思います。お願いがあります。その人が咲かせた花をどうか、みんなで「すごいね」「がんばったね」と言ってあげてください。それがたとえ、自分にとって、簡単なことであっても、その子ががんばったことを認めてあげてください。一緒に喜んであげてください。
みなさん、修了おめでとうございます。1年間、よくがんばったね。