牧之原市菊川市学校組合立牧之原小学校
(学校教育目標) 協力平 夢ある未来を切り拓く
(重点目標)勇気と優しさとわたし
~みんなが幸せになる学校~


 
オンラインユーザー2人
ログインユーザー0人
あなたは2186900人目です

お問い合わせ

牧之原市菊川市
学校組合立牧之原小学校
〒421−0501
牧之原市東萩間2082−13
TEL 0548−27−2314
FAX 0548−27−3575
 

携帯・スマホ QRコード

携帯電話、スマートフォンでもホーム
ページをごらんいただけます。
下のQRコードからどうぞ。

 

教務から(お知らせ)

教務から >> 記事詳細

2013/02/27

なくなったサッカーボールと言葉の力

Tweet ThisSend to Facebook | by:牧之原小教務
   2月24日(日)、わたしは子どもが所属しているソフトボール少年団のコーチを、相良小の運動場で行っていました。その日は風があまりにも強く、ソフトボールがあっちにころころこっちにころころ。わたしたちが練習している横では、相良小の女の子たちがサッカーをして遊んでいました。10人ぐらいはいたと思います。その子たちも、強い風の影響でボールのコントロールがうまくできないでいました。それでも楽しそうに遊んでいました。
   途中、竜巻のような強い風が突然吹き荒れました。運動場の砂ぼこりが辺り一面を覆って、目を開けることもできない状態になり、練習は中断しました。その強烈な風がようやくおさまったとき、女の子たちが使っていたサッカーボールは、どこかにいってしまいました。みんな砂ぼこりに目を開けていられなかったので、ボールがどこに転がっていったか、分からないのです。ボールはその中の一人の子が家から持ってきたというボール。とても困っていたので、チームのみんなもボール探しに協力しました。しかし、ボールはありません。どこをさがしてもありません。長い時間みんなでさがしましたが、どうしても見つけ出すことはできませんでした。すると、持ち主の女の子がやってきて、
  「ありがとうございました。練習の邪魔になってしまうので、ボールはもういいです。みなさんは練習を続けてください。」
  と言いました。とてもしっかりしている子だなぁと思い、学年を聞きました。女の子たちは、4年生でした。それにも驚きました。こんなにしっかりお礼が言えたので、6年生かなと勝手に思い込んでいたのです。
   チームのコーチや他の保護者とその話をしました。
  「今時あんなにしっかりした言葉が言える子がいるんだなぁ。」
  そして、チームの子どもたちには、
  「おまえたちも見習いなさい。」
  と、半分お説教になってしまい、みんなしょぼーん。
   お父さんたちが車で町中まで探しに行き、ようやく発見されました。ボールを渡すと女の子たちはみんなして、
  「ありがとうございます。」
  と、またもやしっかりとしたお礼を言いました。本当にすばらしい。
   その後、わたしたちは練習を再開しました。女の子たちも、見つかったボールで楽しそうにサッカーをやっていました。
   12時の放送があり、ソフトボールの練習が終わりました。ベースやネットの片付けをみんなでしていました。すると、遊びをやめた女の子たちが、また近づいてきました。なにかなぁと思ったら、こんなことを言いに来たのです。
  「今日はありがとうございました。練習の邪魔をしてしまって、すいませんでした。」
  深々と頭を下げて帰って行きました。
   さわやかな気持ちになったのは、わたしだけではありません。コーチも。チームの子どもたちも。
   言葉には、人をさわやかな気持ちにさせるすごい力があるのだと、最後に話をして、練習が終わりました。
08:21 | 投票する | 投票数(4) | コメント(0)

学校の風景

学校だより・グランドデザイン・2012年度のできごとはこちら

リンク先

菊川市六郷まちづくり協議会
https://65mdc.org
のホームページです。
ぜひごらんください