2013/03/01 | 保護者のみなさんから信頼される自分に | | by:牧之原小教務 |
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若いとき、保護者の方とうまくいかなかった経験があります。「どうして分かってもらえないのだろう。」と憤慨しました。その時、先輩の先生からこのように指導していただきました。
「自分こそが正しいという気持ちが強かったんじゃないの。そうなると、視野が狭くなって、正しい判断ができなくなるよ。」
確かにそうです。「自分こそが正しい。」という自惚れでいっぱいの時でした。その時は先輩の言葉にもすぐには納得いきませんでした。「その先輩も、何も分かっていない。」と、先輩を心の中で非難してました。
でも、年数を重ねて、「こんなことを言ったら、相手はどう思うだろう。」相手の心を考えられるようになりました。いろんな人の考えを聞くことが大切だと気づきました。少しずつ、少しずつ、濁ったコップの水に澄んだ水を少しずつ注ぐような感じです。「自分こそが正しい。」という気持ちは浄化されてきたように思っています。
今では、「子どものこんなところがだめですから、こうしてください。」なんて言ったりしません。子どものことを考え、保護者の気持ちも考え、「一緒に取り組みませんか。」と言えるようになってきました。