| 2019/09/02 | 我が子が一番かわいい | | by:校長 |
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5月に、牧中生がサービスエリアで、お茶の販売をしていました。わたしも、1袋買いに行きました。天気がよく、観光日和で、観光バスから降りてきた人たちが、足を止めてくれて、大盛況でした。
ふと、周りをよく見ると、遠くから中学生を見守る知った顔がたくさんありました。中学生の保護者の皆さんです。遠くから、我が子を見守っていました。
「もしも、売れ残ったりしたらかわいそうだから、そうなったらみんなで買おうと思っているんですよ。」
とおっしゃっていました。
「優しいですね。」と声をかけたら、
「先生、当たり前でしょ。我が子だもん。」
保護者はみんな、我が子が一番大事。これは理屈抜きで、本能のレベルです。わたしだってそうです。我が子が一番大事だから、時には学校を信頼できなくなってしまうことがあるのは、仕方ないんです。
わたしは、息子がお世話になっていた中学に対して、不満を持ったことが数回あります。それを学校にぶつけたことがあります。息子は、中学の時、3回心が傷つく出来事がありました。わたしは息子が傷ついていることを知らず、気づいてもあげられず、自分が受けた傷よりも遙かに心が痛くなりました。
でも、自分を反省しました。「自分は、息子の学校のことが、まるで見えていない。」と。自分の忙しさもあるでしょうが、「学校って見えにくいんだな。」と思いました。だって、妻に聞いても、保護者仲間に聞いても、みんな同じように言うからです。「学校は見えない場所」だと。わたしは、見えない場所に何よりも大切な我が子を送り出しているのだなと、ちょっと怖くなりました。
我が子が一番大事と保護者はみんな思っています。我が子が学校でどんな生活をしているのかもっと知りたいと思っています。我が子が通っている学校はどんな学校なんだろうかと、みなさんも、もっともっと知りたいですよね。
牧之原小学校がどんな学校なのか。今、子供たちはどのように生活しているのか。もっともっと牧之原小学校が見えるようにしてきたいです。