34日間の夏休みを経て、子供たちが学校に戻ってきました。明るい元気な声の響く学校こそ、学校らしい部分だな、と感じます。
暑さの厳しい今夏、子供たちの安全を考えると外に出掛ける機会を控えた御家庭も多かったのではないか、と推測します。人と触れ合ったり五感を働かせて活動したりする機会もなかなかとれないことは、御家庭や地域の皆さんも残念に思われていることでしょう。
登校した子供たちは、早速、友達と一緒になり夏休みの思い出を話したり工作や絵を見せ合って褒めあったりしていました。休憩時間には、“めぐみの森”や運動場に出掛け遊ぶ姿も見られました。小さなことかも知れませんが、こうして家族ではない人と言葉を交わすことや共に行動することは、刻々と変化する人との対応力を身に付けていくことになりますし、どんな優れた機械やコンピューターでも処理できない人間らしさを磨いていくことになると思っています。もちろん、人とかかわるとうまくいかないこともたくさん出てきます。しかし、そこでこそ、エラーに対する改善や次の修正を加える知恵を身に付けていくことができるはずです。そして、子供がエラーから立ち直る勇気をもたせる能力や再度トライしていく方法を実践できる導きは、学校の教職員がもっている大切な力であると考えます。
「子供は集団の中でこそ、成長する。集団があるからこそ、個が輝く。」という信念をもち、苦しい場面や難しい場面を子供とともに過ごし、見栄えや出来映えが良くなくても前進していく子供たちのプロセスを支え認めて参ります。
2学期もよろしくお願いいたします。