今年は夏休み、短いよぉ。
旅行に行けない、海にも行けない、ディズニーランドにも行けない、プールも行けない、親戚で集まることもできない、
そんな夏休みになってしまうかもしれないよ。でも、みなさんには、知恵がありますから、大丈夫です。楽しい夏休みをつくるのは自分自身です。我慢もしながら、かけがえのない思い出をつくってくださいね。
校長先生のうれしかったこと一こ目は、トイレのスリッパだよ。
校長先生は、昨年からずっとトイレのスリッパの整頓をしてきたんだ。でも、このごろはぜんぜんしてないです。
この中のだれかがやってくれるからです。トイレのスリッパの整頓ができる人って、すごいと思うよ。だって、次に使う人の顔が分からないのに、その誰かも分からない人のためにできる優しさだからね。整頓してくれた人、ありがとうね。
うれしかったこと
二こ目のこと言うよ。
校長先生、毎日、みなさんがお勉強をしているのをぶらぶら見に行ってましたが、知ってましたか。楽しい授業をたくさんみることができてうれしかったよ。特に、勇気を出して発表している子がたくさんいたんだ。去年まで発表が苦手だったはずなのにしてるよって子もいっぱいいたんだ。牧小の子供たちは勇気があるんだなと思ったよ。がんばったね。
でもね、ここからが1番うれしかったこと。もっともっとうれしいと思い続けてきたことがあるんだよ。
朝、車で学校に来る時、水呑のバス停で手を振ってくれる子がいるんだ。校長先生の車を見つけると、にっこり笑って。めちゃくちゃ、うれしいんだ。
校長先生が、出張でお出かけをする時、「いってらっしゃーい。」って言ってくれる子がいるんだ。「いってきまーす。」って返すんだけど、そんな時、家族のように思えてうれしいんだ。
校長先生が、外で、草取りをしていると、教室の窓から「がんばって。」とか、「ありがとうございまーす。」って言ってくれる子がいるんだ。だから校長先生は暑くてもがんばれたんだ。
今言ったのは、全部、6年生の誰かなんだ。今年の6年生は、優しさでいっぱいです。
みんな、ふりかえってごらん。6年生から優しさをもらったことがあったでしょ。
1年生のゆっくりした歩みに合わせてくれた6年生いたでしょ。
みんながコロナに負けずに楽しい学校生活が送れるよう、かくれんぼや早口言葉大会をやってくれた6年生いたでしょ。
今年の6年生はとっても優しいって思えたこと、これが、校長先生が1番うれしかったことで、また、校長先生の自慢です。
最後に、お願いです。
コロナウイルスについてです。できれば感染したくないと思いながら、マスクをして、手洗いうがいもして、いきたいところがあっても我慢をする生活をしています。でも、いくら注意をしても、校長先生がコロナウイルスなる可能性はあります。もしも校長先生がコロナウイルスに感染しても、校長先生のことを差別しないでください。
コロナウイルスは、病気の一つです。なぜ今は怖いかというと、まだお薬が発明されていないからです。世界中の薬を開発する仕事をしている人達が、そのお薬を必死になってつくっているところです。お薬ができる日はそんなに遠くありません。必ずお薬はできます。
夏休みの間も、先生は気をつけます。みなさんも、まだまだ我慢しなくてはいけないことがあると思いますが、今は我慢をしましょう。そして、我慢をしても、感染してしまったという人がわたしたちの周りにいたとしても、決して差別をしない。嫌ったりしない。それが牧之原小学校の「勇気と優しさ」があるみなさんだと校長先生はみなさんのことを信じています。
我慢しなくてはいけないこともありますが、夏休みを、みなさんの知恵と勇気と優しさで、楽しいものにしてください。