社会のきまりやルールを守ることが当たり前の人間になるために、わたしたち小学校教員は、学校の中にきまりやルールをつくり、それを守ることの大切さを教えていきます。また、いけないことをしてしまった場合には、怒鳴って指導するのではなく、何がいけなかったのかを諭すこともします。わたしたちの指導の方向は、みんな同じ向きです。
会津藩の教えに「ならぬものはならぬ」という言葉がありました。学校で子供と生活する中で、「ならぬものはならぬ」を示さないといけない瞬間は、けっこうたくさんあります。
勉強を教えることだけが先生の仕事ではなく、他にもいろいろ教えなくてはならないことがあって、いけないことをしてしまった時には、「ならぬものはならぬ」なんだよって、子供たちに教えていくことだって、わたしたちの大切な仕事なんだと思っています。
子供たちが、いけないことをしてしまった時、それを適当に流したりしないで、ちゃんと立ち止まらせて、「ならぬものはならぬ。やっていいことといけないことを自分の力で考え判断できる人になっていこうね。」と指導して、そこで終わりじゃなくて、子供自身に考えさせていくこと、ここまでのことを丁寧に行います。