| 2020/02/04 | トランキーロ あせるなよ | | by:校長 |
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ずっと授業をしてきて、こう思います。1時間の授業だけで、子供が目に見えて成長するということはなかなかあるものじゃないです。成長を期待しない授業などしませんが、1時間だけで子供をぐんと大きく成長させられるとは思っていません。1時間の授業で子供が成長するのは、ほんの1ミリです。そのわずかな進歩を毎日毎日積み上げることで、それをトータルした時、確かな成長となります。
「深い学び」をめざしています。と言ったって、1時間の授業の中で「今日は、深かったー。」と感じることはなかなかなくて、授業が始まる前と授業の最後を比べた時、ほんの1ミリでもいいから「子供たちは進歩したな。」と感じられるのなら、それは「深い学び」と考えてもいいと、そう思っています。その1ミリの成長を先生方には大事に思ってほしいんです。大人というのは、子供のほんの1ミリの成長では面白くなくて、ついつい高度な成長を求めてしまいがちです。目の前の子が、大きな成長を見せてくれないと、親も、いらいらしてしまう。そんなことないですか。そうではなくて、ほんの1ミリの成長を見つけてあげて、それを何日も何日も大人は続けて、そうして子供たちはようやく自分の成長に気づけると思うんです。
新日本プロレスの内藤選手はこう言ってます。
「トランキーロ あせるなよ。」
そうなんです。1ミリの成長を喜んで、あせらず子育てしましょうよ。